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芸能人のあの方がなったという「円形脱毛症」について詳しくご説明します② < 現在の治療方法 >

円形脱毛症の治療においては
日本皮膚科学会の治療ガイドラインがあり
原則それにそって、推奨されている治療をまずは行います。
まずは病期を「進行期」と「症状固定期」に区別し、
病期に沿った治療を原則行います。
<進行期>
発症6か月未満
易脱毛性(髪をすくいあげただけで簡単に毛が抜ける)、
切断毛(感嘆符毛)(脱毛しているところに短い黒い毛が
ごみが詰まったように多数みられる、
太さが乱れて痩せた部分がある毛が抜ける・感嘆符のような形の毛が抜ける)、
屍毛(毛の根本が糸状)
を多数認める場合を進行期とします。
<症状固定期>
発症から6か月以上たち、脱毛斑が広がる傾向がなく
病変内に進行期のような易脱毛性、切断毛、屍毛がない場合
 
そして治療の副作用を考慮して年齢を
16歳以上16歳以下で治療のガイドラインが異なります。
上記に分類し、ガイドラインに沿って治療が行われます。
 
その中で最も高い推奨度Bとされているのが
ステロイド局所注射と局所免疫療法です
ステロイド局所注射は保険適用です。
局所免疫療法はとても有用ですが保険適用外です。
<ステロイド局所注射>
有効性が高く、注射後1ヵ月ほどで発毛が得られることが多いです。
脱毛面積が25%未満で症状が固定しているときに推奨されています
ステロイドの局所注射は脂肪萎縮(皮膚がへこむ)や
血管拡張、皮膚の菲薄化(皮膚が薄くなる)、
大量に頻回に注射をすると全身的な作用が生じることも
あるため、注射の深さ、投与間隔に留意が必要です。
また脱毛範囲が広い場合やステロイド注射が有効でないタイプの
円形脱毛症もありますので、その場合には最初から行いません。
(蛇行状脱毛症など)
有効性が高いので、もう少し積極的に行ってもよいのでは
という意見が多いです。
<局所免疫療法>
治療ガイドラインでは、治療推奨度B(行うように勧める)
であり、
さらには「年齢を問わず、症状固定期でS2以上(頭皮の脱毛面積が
25%以上)の多発型、全頭型や反発型には第一選択肢として
行うべき
である」とされています。
局所免疫療法は、SADBEやDPCPという化学薬品を皮膚に塗布して
わざとかぶれをおこさせ、薬剤感作を起こします。
(わざとその薬のアレルギーになるようにしむけます)
そしてその薬剤を再び脱毛している頭皮に塗布すると
そこでアレルギー性にかぶれを起こし
かぶれに反応して集まるリンパ球が円形脱毛を引き起こしている
リンパ球たちを追い出してリンパ球の種類を変える作戦です。
とても有効ですが、効果の得られない場合ももちろんあり
有効率は50~60%とといわれています。
また治療をやめると再発してしまうこともあります。
またこの反応が過剰におきますと全身にじんましんが
でてしまったり、非常にまれですが重篤なアレルギー反応にて
ショック状態になったケースの報告もあります。
前回のブログで紹介した抗ヒスタミン剤を併用して行うことで
特にアトピー性皮膚炎のある場合には効果が増すとの報告もあります。
*1. 乾 重樹:円形脱毛症に対する局所免疫療法における工夫とピットフォール,
J Environ Dermatol Cutan Allergol,9(4):231-237.2015
*2.勝岡憲生、坪井良治:円形脱毛症の治療の現状と今後の展望について,皮膚アレルギーフロンティア Vol.10 no.1 40-49
 
<紫外線療法>
PUVA、Narrow-band UVB、エキシマライトなどの紫外線を
照射することにより、自己免疫を起こすリンパ球の免疫抑制を
促します。(推奨度C1:行ってもよいが十分な根拠はない)
まだまだエビデンスの蓄積が少ないものの
実臨床では副作用が少なく、痛みもない治療のため
選択されることが増えました。
ですがまだ(原則)保険適用ではありません。
 
<液体窒素による治療>
この治療はエビデンスはなく、保険適用もありませんが、
上記の局所免疫療法に似た作用が考えられます。
液体窒素で軽く炎症を起こすことで円形脱毛症を起こしている
リンパ球の働きを変化させることにより
毛に対する自己免疫を抑制できる可能性があります。
< ミノキシジル外用 >
日本においては、男女ともに壮年性脱毛に使用されている
育毛剤です。
円形脱毛症には推奨度C1(行ってもよいが十分な根拠はない)
海外では軽症例では発毛促進効果が高いというエビデンスがあります。
保険適用はありませんが当院でも高濃度のミノキシジル外用薬
を取り扱っております。
 
そのほかLED照射、レーザー治療、PRP(多血小板血漿注入)など
も脚光を帯びてきており、すでに治療を導入している施設もあります。
現在このPRP療法は厚労省より施設基準を満たし
認可された施設でしか
行えなくなっています。
当院はその認定施設許可を得ておりますので

今後導入を検討しております。
またそのほか壮年性脱毛(加齢による脱毛)の治療で
行っている成長因子、ハイブリッドペプチドを注入する育毛治療も
有用です。円形脱毛症の難治例には使用を検討いたします。
(保険適用外)
 
円形脱毛症は自然治癒することもありますが
進行してしまうこともあります。
正しい知識と経験のある皮膚科専門医(認定制度による資格が必要です)
のもとで治療を受けることをお勧めします。
円形脱毛症の病態の解明と治療の変遷>>>
 

カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★  更新日:2017年10月10日

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