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先週の土曜日は、診療を抜け出してm(__)m 「ヒアルロン酸注射における合併症」についてのカンファレンスに参加しました

 
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顔のヒアルロン酸注射は、私たちの老化に伴う脂肪のボリュームダウンを補ったり、しわを改善したり、リフトアップ効果、肌質改善などさまざまなアンチエイジング治療に有用です。
ですが、近年さまざまなヒアルロン酸製剤、ヒアルロン酸以外の製剤が開発され、またあらたな手法も登場し、
効果や持続性も高まった一方で、合併症も増えてきています。
そのようなヒアルロン酸注射治療による合併症に詳しい
Dr Joel L. Cohenが来日され、その回避方法、また
やむを得ず起きてしまった際の
対処法などについて今回レクチャーしてくださいました。
土曜日の診療時間内ではありましたが、
非常に大切な内容ですので、予約をご変更させていただき
参加してまいりました。
医師6名とDr Cohenとの少人数でのカンファレンスで、
直接聞ける機会は貴重でしたが、午後の診療に
戻らなければならず中座したのは残念でした。
まず、ヒアルロン酸注射における合併症の一つに
感染症があります。
入れたヒアルロン酸部分にばい菌がついて、腫れたり、
膿がでたりします。
私は皮膚科の医者を20年やっていますが、一度も経験がありません。
この感染症の原因の一つは製剤の問題です
当院では、一度開封したヒアルロン酸製剤を長く保管して
再使用することは致しません。
施設によっては半年以上も保管し、再度使用するところもあるそうです。
冷蔵庫に保管していても、普段皆様もお存じなように、
食品が腐ったり雑菌が繁殖している経験があると思います。
一度開封して空気に触れたものを
注入することはこのようなリスクを起こす原因になるといえます。
また、不衛生な施設で製造された品質の良くないものを
注入することも、このような感染症を起こすリスクになると思います。
そして肌の不衛生
またDr.cohenもおっしゃっていましたが、施術前の消毒はもちろんのこと、
施術前にはきちんと洗顔してメイクを落とし、
注射後は患部に化粧をしないようにするのもそのような感染のリスクを避けるポイントです。
当院でも、化粧は落としたくないとおっしゃられても、
必ず洗顔していただいています。
またニキビがたくさんできていたり、
肌が健康でないときに治療を受けるのも細菌感染のリスクとなりますので避けましょう。
 
次に過敏症(アレルギー)。
ヒアルロン酸製剤に対するアレルギー症状です。
注入直後に生じるものと、
かなり時間がたってから生じるものがあります。
つい最近私も経験しました。
注入直後より腫れて、とくに血管にさしたわけでも
ないのに、注入部位すべてに異常な内出血を伴いました。
その製剤は、ヒアルロン酸以外にも美容液が
入っている人気の製剤です。
おそらくはその何かの美容成分に反応しているのではないかと考えました。
もう一つは大変まれではありますが、
何か月もしてかなり時間がたってから
硬いしこりになったり、赤みがでて消えなかったりする遅発性のアレルギーです。
これも製剤内の添加物による反応であったり、
ヒアルロン酸以外の充填物によるアレルギーの可能性もあります。
このようなアレルギーは、個体の敏感度の問題もあり、
あらかじめ回避できない場合もあります。
また、そのようなしこりができて除去する手術を
したところ、ヒアルロン酸ではなかったこともあります。
注入する製剤について患者さまご自身も知っておくことも大切です。
そしてもっとも深刻なのは、ヒアルロン酸の血管内の塞栓です。
最近、ヒアルロン酸ではありませんでしたが
鼻を高くするための注入において、
目の方を栄養する血管にその製剤が入り、
失明したという症例についての報道がありました。
ヒアルロン酸製剤が詰まった場合には、ヒアルロニダーゼ
というヒアルロン酸を溶かすお薬があるので、
詰まったものを除去する手段があるのですが、
その使用した製剤にはそのような溶かせるものがない
ためにその合併症を抑えることができません。
効果もよく、持続性も高いのですが、
このような危険部位へのこのような製剤の使用には極度の注意を要します。
よって私は、溶解できない製剤は使用しておりません。
ですが、必ずしも溶かすことができても、
このような合併症が絶対起こらないとも言えません。
顔に走る血管の中でも顔面動脈という血管が
顔の下の方からほうれい線の脇、鼻の脇を通り、
目の方へ、額の方へ栄養しています。
その血管にヒアルロン酸が詰まると、血流が閉ざされて
皮膚が潰瘍になってえぐれたり、
目の方に血行がなくなると失明するリスクさえあります。
私たちは、この血管走行を理解し、十分注意して注入しています。
すなわちいうまでもなくこの解剖を理解せず注入すること
は、塞栓させるリスクが高まります。
また一度に硬い製剤をたくさん入れることも
血管を圧迫し、血流を閉ざす原因になっているという考え
もあり、何度かにわけて注入することも推奨されています。
そして、動脈に入りやすい危険エリアが分かっています。
このようなことにどんなに注意して行っても、
どんなベテランの医師でも、塞栓させてしまうリスクは
あります。
そこの注入を避けることもやむを得ないと私は思っています。
そしてそのような事態が生じた際の対処方法を
しっかり身に付けたうえで施注することが重要です。
このような合併症は非常に非常にまれですが、
どの医師に、どの施設で受けても起こりうる可能性が
ありますので、そのことを理解している医師に治療を受けるようにしましょう。
 
 

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