SSContents
SSC情報
カテゴリー検索
CATEGORY SEARCH
- 気になるカテゴリを選択してください -
子供の皮膚感染症 「プールに入っていいの?」
お子さんのプールの季節になりましたね。
この時期になると、水いぼやとびひなどで
「プールに入っていいの?」との問い合わせが増えます。
保育園、幼稚園、スイミングスクールによって、
「入っていい」「入ってはだめ」の基準がさまざまです。
そこで平成25年5月に、日本臨床皮膚科医会・日本小児
皮膚科学会より、「皮膚の学校感染症とプールに
関する統一見解」としてガイドラインがでたものの、
それでもいまだに皮膚科や小児科によっても、
医師によっても考え方や対応が異なり、
みなさまを混乱させています。
ここでもう一度、日本皮膚科学会としても
見解がまとめられました。
1)とびひ(伝染性膿痂疹)
かきむしったところの浸出液、水疱内容などで
次々にうつります。
プールの水ではうつりませんが、触れることで
症状を悪化させたり、ほかの人にうつす恐れがあり
ますので、プールや水泳は治るまで禁止してください。
2)みずいぼ(伝染性軟属腫)
プールの水ではうつりませんので、プールに入っても
構いません。ただし、タオル、浮き輪、ビート板などを
介してうつることがありますから、
これらを共用することはできるだけ避けてください。
プール後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。
3)あたまじらみ(頭しらみ)
アタマジラミが感染しても、治療を始めればプールに
入って構いません。ただし、タオル、ヘアブラシ、
水泳帽などの貸し借りはやめましょう。
4)疥癬(かいせん)
肌と肌の接触でうつります。
ごくまれに衣類、寝床、タオルなどを介して
うつることがありますが、プールの水では
うつることはありませんので、治療を始めれば
プールに入っても構いません。
ただし角化型疥癬の場合は、通常の疥癬と比べて
感染力が強いので、外出自体を控える必要が
あります。
プール開始前に、当院でスキンチェックもいたします!
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 小児皮膚科 更新日:2015年6月6日