SSContents
SSC情報
カテゴリー検索
CATEGORY SEARCH
- 気になるカテゴリを選択してください -
SPFはやはり高いものを使った方がいい
「花粉も飛び始めて、日によっては、
そろそろ日差しも強くなってきたように感じますね(*_*;
紫外線対策しなきゃっ!
日焼け止めって、SPFやっぱり高い方がいいの?
まずはSPFって?
SPFは、サンプロテクションファクター
(Sun Protection Factor)の略で、
主にUV-B(紫外線B波)の防止効果を表す目安の数値です。
この数値の意味は、紫外線が当りだしてから日焼けしてしまう(=紅斑といって赤く炎症を起こす状態)までの時間を遅らせることができる強さの目安です。
人によって日焼けのしやすさは個人差がありますが、
だいたい15分~20分と言われています。
例えば20分で日焼けしてしまう人の場合には、
SPF30なら30倍遅らせることができるということになります。
すなわち20分×30倍=600分=10時間。
すなわち何も塗っていなかったら、20分で赤くなって
日焼けしてしまうところを、日焼けするまでを10時間に
延長できることになります。
でも焼けやすい人はもっと効果が短いですね。
そして最近では、日焼け止め自体も日焼けをするので、
実際の効果はさらに短いといわれています。
PAは、プロテクショングレイドオブUVA
(Protection Grade of UVA)の略で、
主にUV-A(紫外線A波)の防止効果を表す
目安の数値です。
+の多いほどUV-Aに対する効果の高さを示します。
ではやっぱりSPFの数値が高いものを使用した方がいい
ということですか?
SPFの数値が高い=防御力が高い=高くするために
さまざまな有効成分が濃厚。
お肌に負担がかかる可能性もあります。
したがって高品質の日焼け止めを選ぶことが大切です。
ではお肌に負担がかかるからSPFの数値が低いものに
して、こまめに塗り直した方がいいのでは?
それに対する答えの参考になる発表がありました。
*Marc Pissavini et al;The likelihood of sunscreen users
is disproportionate to the SPF. Photodermatology,
photoimmunology &photomedicine.2013 Jun;29(3);
111-5
それによると、日焼けを最小限にしたいのであれば、
やはりSPFは15と30では30がよい。
実際に皮膚に塗る場合には、塗る厚さがまちまちで、
使用量には差がある。
そうすると効果にも影響するわけなので、
SPF15では日焼けをしてしまう可能性がある。
やはり30にしておいた方がよい。
とのことです。
当院で日焼けの予防の指導をする際にも、
日焼けどめの塗り方や量について説明します。
「バカ殿のように厚塗りにしないと、本来のSPFの数値の
効果はだせませんよ」と。←最近は、志村けんさんの
バカ殿をご存じない方が多くて通じなくなってきました
ので(;’∀’)
「ダメよ~ダメダメ。のあけみちゃんみたいに厚塗りに
しないと・・・。」に変えようかと思っていますが、
薄く塗るだけでは効果を十分発揮できていないのです。
また塗り漏れがないように、二度塗りを勧めています。
そしてSPFの数値の効果が必ずしも得られているとは
限りませんので、こまめに塗り足すことも必要ですね。
肌老化の80%は光老化。すなわち紫外線の影響
ということを考えると、お肌への多少の負担を考えても、
紫外線の防御力を可能な限り高めるために
ある程度のSPFの高いものを使用することを優先する
方がよいと私も考えています。
でも!高品質な日焼け止めを選んでくださいね。
厳選したおすすめの日焼け止めクリームを
多数そろえております ♪
カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★ 更新日:2015年2月15日