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どうして先生はHIFUを使わないのですか?という質問について

まだまだたるみの軽度な30歳代。
引き締め治療を機器でするのか、、、
溶ける糸でリフトアップするのか、、、
迷われている方多いですね。

引き締め治療ではとくにHIFUが人気ですが、
HIFUとは「高密度焦点式超音波」といい
肌の奥の組織を点でたくさん焼いて、点で「焼き」を入れているようなもので、
緩んだところを縮めるイメージですね。
そしてその熱を加えて炎症を起こす事によって創傷治癒(焼いた傷を治そうとしてさまざまな生体物質が作用し、結果としてアンチエイジング効果を発揮します)が働き、肌のハリがでる、キメが細かくなるといった効果があります。
即効性があるのはお肉を焼いて縮めているからと、
焼いたことによる浮腫(むくみ)によりハリが出た感じ?がすることによります。

したがって軽度のたるみには効果が実感できますが、
また直後は効果が実感できますが、
高度のたるみにはHIFUでは効果が実感されにくいです。

そこで30歳代等の比較的軽度のたるみにはどうか。
HIFUで効果を実感しやすい年齢層ではあると思いますが、
では定期的にやるものか??という点は問題があると考えています。
点とは言え焼いていますので、肌の奥に瘢痕が残る場合があります。
スレッドリフトを希望方にはHIFUをたくさんやったけれど
効果を実感できなかったからという方が多いですが、
そういう方にスレッドリフトを行っていますと、たびたび皮膚の奥の瘢痕(硬く癒着した部分)に遭遇します。
このような瘢痕は消失するものもありますが、長期残るものもあります。
したがって頻繁に行うと、、、いったい将来どうなっていくのだろうと心配もします。以前に美容外科学会で私が発表したセッションで
海外で多く美容医療を行ってきたDrから
日本では頻繁にHIFUを行うことについての問題点、安全性について議論になっていました。

したがって私はメディカルのHIFUはたるみの予防として定期的に行うものではなく
ある程度(どのくらいあければ安全か、エビデンスはまったくありません)
間隔をあけて
たるみが気になったら行う方がいいのではないかと考えています。

逆にエステ等の(なんちゃって)HIFUは、メディカルのと比べますと出力も弱く、本来の「焼く」というHIFUに至っていないものが多いので
かえってたびたびやっても悪くない?とも思ってしまいます(笑)。

が、HIFUで顔面神経を損傷し、顔面神経麻痺になられてしまった患者様(本人は医師)を見たことがありますので、本来のHIFUへ医療機関で行うのが安全であると思っています。

というわけで、流行りものには安易に飛びつかず、慎重に吟味してからGo!
の私の中ではまだHIFUの位置づけが微妙です。

ですので、患者様にはたまに受けるのなら悪くないと思いますよと
ご説明していますが、当院での導入は見送っています。
もう少し、諸々納得できたら導入しようと思います☺

投稿日:2021年1月15日  カテゴリー:MWデュアルリフトⓇ(スレッドリフト), ★ 院長ブログ・医療情報 ★, 美容・アンチエイジング