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アートメイクはクリニックで 「第1回 医療アートメイク学会」のご報告

昨日は医師・看護師を中心とした
「第1回 医療アートメイク学会」に出席いたしました。

以前に当院でも試みていたアートメイクですが、
海外において、使用する色素に発癌物質が含まれている
ものが見つかったり、安全性がきちんと確認できるもの
がなく、いったん中止しました。
その後も状況が変わらないため、
この学会が立ち上がり、安全できる色素の
国内開発および技術を高めるための研究、勉強会が
始まりました。


まず、一昨日の日経新聞に記事があがりましたが、
現在日本ではアートメイクは医療行為であり
医師しかその施術は認められていません。

ところが実際は医師免許を持たない者、
さらには医療従事者でない者が
行っているサロンが多く、続々と摘発されています。

なぜアートメイクが医療機関でないと
問題であるかといいますと、
針を使って皮膚に傷をつけて色素を入れるため、
若干入れる皮膚の深さが浅いという以外、
何ら入れ墨と変わりがありません。
よって針を使いまわすことによる
B型肝炎など血液を介して感染する病気の蔓延や、
目の角膜に傷がついたり、清潔操作に知識が不十分なため
感染症を起こしたり、数々のトラブルが
日本でも海外でも続出しています。

昨年消費者センターへの相談で最も多かったのは
このアートメイクによる相談ときいております。

 

学会では、まずアートメイクの技術向上のために
メイクアップアーチストの田村俊人先生より
メイクアップ理論についてのお話がありました。
その方をかわいく美しく若く魅せられるデザイン
ができませんと喜んでいただけませんので、
メイクアップの知識を得ておくことは
とても大切です。

田村先生によりますと
最近の眉毛のトレンドは
「ふわ眉」( ´艸`)だそうです。

ペンシルではなく、
パウダーでふわっとかいた優しい眉です。
でもご年配の方には不向きです(笑)
わたくしもこちらの「コンサバ眉」です。

 

そしてアートメイクのMRIへの影響について、
また色素のアレルギーの問題について
のお話。
そのような影響を受けにくい色素の開発が
進められていくところです。

 

そのあとはアートメイクのレーザー治療による消去について
東海大学病院 形成外科 准教授 河野太郎先生より
ご講演がありました。
最近の色素は複雑で、除去できないものや
レーザー治療により変色するものも
多々あります。
最新の有効な消去方法を中心にお話をいただきました。

そして当院でもぜひ今後取り入れたい
眼瞼下垂手術後アートメイクの施術併用の
ライブサージェリー。
眼瞼下垂(まぶたのたるみ)の手術において、
眉毛の下ぎりぎりのところで切って
たるんだ皮膚をリフトアップする治療後に、
傷をアートメイクで目立たなくさせる方法です。
実はわたくし自身も行いました。
傷跡の上はアイブロウペンシルが乗りにくく
すぐに取れてしまいます。
リキッドタイプものや、眉毛を染めるマスカラ
のようなもので書かないとうまく書けません。
そこでアートメイクをその傷に乗せると
とてもきれいで傷もより目立たなくなります。

安心安全なアートメイクが行えるようになるには
まだ少し時間がかかりますが
少しずつ導入にむけて検討していきたいと
考えております。

 

 

 

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