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11月末よりあたらしいアレルギー性疾患治療薬「ビラノア®錠20mg」処方開始になります。 が、似たような薬ばかり?・・・どの飲み薬もじんましんには奏功するけどアトピー性皮膚炎のかゆみに効きにくい理由<その1>

11月末に日本では新しく「ビラノア®錠」が処方開始になります。
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眠気が少なく、即効性もあるとのことで
現代人のニーズにより合った抗アレルギー薬といえます。
ですが、鼻炎やじんましんには奏功する抗ヒスタミン作用
ですが、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患には、どの薬も効きにくいです。

そのことについて、来月 別の抗アレルギー薬を販売する
某製薬会社で社内講演をしてまいります。
じんましんにはよく効くけれど
アトピー性皮膚炎の方には今一つすっきりかゆみが
取れないその理由について最近の知見について話してきます。

そもそもどうしてかゆみっておこるの?
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アトピー性皮膚炎のかゆみは、
大きくわけて5つのメカニズムがあります。

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まずはかゆみを引き起こす成分について。

アトピー性皮膚炎でのかゆみの原因となる成分
(起痒物質)は、
ヒスタミンによるものは一部。
そのほかにこんなにいろいろ関与します。
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ですのでヒスタミンだけ抑えても
あまりかゆみがおさまらないのです。
現在ある一般的なかゆみ止め(抗ヒスタミン剤、抗アレルギー薬はこのヒスタミンを抑える作用がメインです)

ヒスタミン以外の非常に多くのかゆみの原因となる
ケミカルメディエーターがこんなにたくさんわかっています。
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とくにこの中でもアトピー性皮膚炎に関係していると最近いわれているものが
図の通りです。
唯一ヒスタミン以外のケミカルメディエーターを
抑える効能がわかっている抗アレルギー薬でも、
それによって抑えられるケミカルメディエーターは限られており
アトピー性皮膚炎のかゆみに関係するものを必ずしも
抑えてはいません・・・。
結局は抗ヒスタミン作用による効能が
メインであるものが多いためアトピー性皮膚炎のかゆみが
薬で効きにくい要因の一つです。
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アトピー性皮膚炎のかゆみが飲み薬でおさまりにくい原因
について続きを次のブログでご説明いたします。

 

 

 

 

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