八丁堀 皮膚科 | スキンソリューションクリニック Rotating Header Image

第6回スキンファーミングミーティングに参加して ~その1 コラーゲン摂取についての最近の知見~

昨日は、新しい治療機器や最新の育毛治療など
聞いてまいりました。

当院でも採用を予定しているものもありますので
少しずつご案内していきます。

まず、飲むコラーゲンについてのお話し。
飲んでも無駄って言っていましたが・・・
どうやら多少は効果がありそうなデータや報告がでてきました。

京都大学大学院 農学研究科
教授 佐藤 健司先生より今話題の「ペプチド」について
お話しいただきました。
「ペプチド」はアミノ酸が結合したもので
様々な作用を促すことから「機能性ペプチド」として
医薬品、化粧品などに使用されるようになりました。
私たちの体の中でも産生されていますし、
食事からも摂取しています。
そして最近では目的に合わせて化学合成された
「機能性ハイブリッドペプチド」
様々な医療、化粧品に使用されています。

その中で「コラーゲン」は食事から摂取できるペプチドの一つです。

以前からコラーゲンペプチドを直接皮膚の線維芽細胞に
投与すると線維細胞芽が増殖して増えたり、
ヒアルロン酸が増加するなど
美肌効果が示されていましたが、
口から摂取しても、皮膚に届くのは難しく、大した
効果は得られないといわれていていました。

傷が治る過程(創傷治癒過程)において、
体内で増えるpro-Hyp(プロリン-ヒドロキシプロリン)
というペプチドが、患部でのコラーゲンを増やし、
創傷治癒を促進させるすなわち
治りをよくすることが報告されています。
コラーゲンを摂取すると、その食べたコラーゲンが
皮膚に届くことはないのですが、
そのpro-Hypが増加し、患部のコラーゲンを増やす
といった活性化作用があることが分かってきたようです。

実際に褥瘡(床ずれ)の方にコラーゲンを摂取させると
治りがよくなるという結果も出ているそうです。

 

ですので、食べたコラーゲンそのものが
皮膚に定着して肌のコラーゲンにはなりませんが、
コラーゲンを増やす刺激を与えたり、血行改善効果などを
促し、肌の弾力が増したりしわの改善、保湿作用が
生じるとのことです。

皮膚でコラーゲンの増生を高めるには、タンパク質、鉄、
ビタミンCが必要ですが、今後はコラーゲンの摂取も
取り入れていこうかなと思いました。

 

 

 

 

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