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先週末の学会 JAASのご報告 <その2>「エイジングトピックス 痩せさせる腸内細菌」

10月24日~25日に開催されたJAAS東京Live Forumでの
ご報告の続きです。

次の話題は「腸内細菌」
もはやこれを整えずしてアンチエイジングはできないといえます

肥満と腸内細菌との関係は、
さまざまな場面で出てくるようになりました。
銀座医院 、常葉大学健康科学部 教授、
東海大学医学部 客員教授 久保 明先生より
「エイジングトピックス 痩せさせる腸内細菌」
というテーマでお話しくださいました。

最近の人間ドックの現状では、
非アルコール性脂肪肝(そのうちの2-3割が慢性肝炎へ
進行)と肥満が問題となっています。
これら二つはともに、腸内細菌との関連が示唆されています。
(単純性脂肪肝に腸内細菌由来のエンドトキシンなどの
増悪因子が加わると進行するといわれています。)
この肥満を解消すべく、前回の<その1>であげた
インターバル速歩のような効果的なアンチエイジングに
良い運動療法と食事、そして今や腸内細菌を整えることが
肥満対策やアンチエイジングのために非常に重要なことと
なっています。

まず、食事に気を付けると老化を抑えることやがん予防
に役立つのか。
腸内細菌を整える食事をとることで
アンチエイジングに本当になるのか?についてです。

これまでにはさまざまな栄養素について
癌に対する抑制効果の報告があります。
ビタミンD、抗酸化物質、オメガ3系脂肪酸、ビタミンBなどです。
でも実際は「効果がある」とする論文もあれば
「効果がない」とした報告もありまだまだ議論が続いています。
そのような中で
腸内細菌を整える食事をとることで
老化の促進を抑えることが可能といえるデータがあるそうです。
2週間、腸内環境を整える食事すなわち
ネバネバしたもの、海藻やキノコなどファイバーの多い
もの、発酵食品などをとったところ、
加齢関連遺伝子に、たった2週間でも変化がみられたそうです。
食事によって遺伝子にも変化が生じうるのですね!

そして腸や歯周病菌の悪玉菌の構成成分である
リポポリサッカライド(リポ多糖)(LPS)は、
腸のバリア機能を障害し、リッキーガット症候群(腸管壁
漏出症候群)など、腸からの必要栄養素の吸収低下、
本来腸管の壁を超えない大きな分子のものが侵入することに
よる異物反応、そしてそれによる慢性炎症によるさまざまな不調をきたします。
そしてその慢性炎症は肥満にもつながります。

腸内細菌を整えることは非常に大切ですね♪
ずっと私、このブログで腸内細菌を整えることの
大切さについて語ってまいりましたが、
ようやく、スタンダードなアンチエイジング治療に
なってまいりましたね!

 

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