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4月1日処方開始のベピオゲル®につづいて、デュアック®配合ゲルが製造販売承認されました

日本の医療は、意外にも後進国(*_*; といわれて
いますが、ニキビ治療においては欧米と20~30年も
遅れています。
ようやく世界水準に近づこうというところです。
4月1日に処方開始になる過酸化ベンゾイル(BPO)2.5%
配合の外用薬に続いて、BPO 3%にクリンダマイシンも
配合されたデュアック®ゲルが製造販売承認を取得し、
6月頃から処方できるようになります。
ただし、果たして・・・
このゲルの存在意味は疑問もあります。

ニキビ治療において、慢性的に長期間に及ぶ抗生物質の
使用によって、皮膚に常在している菌が耐性菌(抗生剤に
効かなくなる菌)になる問題や、抗生剤の服用にいたって
は、健康維持や病気の予防に非常に大切な腸内細菌叢を
悪くしてしまうことが問題になっています。
そこで、抗生剤に頼らないニキビ治療へ改善されようと
しています。
クリンダマシンは、ニキビ治療で頻用される抗菌外用成分
ですが、すでに耐性菌が増えてきています。
BPOは耐性菌ができないため、長期の使用も安心できるの
ですが、クリンダマシンが同時に配合されていると、
その意味はなくなります。
治療初期や、感染の著しい状態の初期には、おそらく効果
が早いことが期待できますので短期間のみ使用し、
クリンダマシンの入っていないベピオゲル®へ移行させる
使用法を、私は厳守したいと考えています。
デュアック®ゲルの方がベピオゲル®より効き目が良い
印象があっても長期使用せず、ベピオゲル®に切り替える
ようにしてくださいね。

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