眉間のしわに対して「ボトックスビスタ」
重度の原発性腋窩多汗症(ワキ汗)に対して
「ボトックス」
が日本国内において厚労省の承認する
ボツリヌストキシンとなりました。
ですが長年当院で使用してきた「リジェノックス」
の製剤品質における利点や価格の関係で引き続き
リジェノックスも採用しております。
もちろんご希望のある方はボトックスや
ボトックスビスタにて治療が可能です。
当院で「リジェノックス」にこだわっている点と、
今回「ゼオミン」を導入したのには大変大きな理由が
あります。
これまでボツリヌストキシン製剤は人由来の
タンパク質と結合させた形でないと製造、作用が
難しく、わずかながら他人のタンパク質を使用する
そのリスクとまたその複合タンパクに対する抗体が
生じて耐性ができ、ボツリヌストキシンが効かなく
なる体質になってしまうことがあるリスクは
やむをえませんでした。
「リジェノックス」はその人由来蛋白が、
「ボトックスビスタ」や「ボトックス」よりも
少ない点でそれらのリスクがより少なく
安心です。その他にもWorld Wideな他の製剤よりも
優れている点が多いのです。
そして今回あらたに導入する「ゼオミン」は
なんとこの人由来のタンパク質の含有が極めて
ゼロに近く少ないのです!!!!
他の製剤もこの複合蛋白を減らず努力を
これまでにも度々しており、20年前と比べると
1/2~1/5にまで減らしています。でもまだなお
ゼオミンと比べると多いのです。
この「ゼオミン」はやや高価であるため、
患者様に使用するには料金が高くなりopenに
使用している施設はまだまだ少ないのですが、
私の周りの美容に携わる医師には、
自分自身や家族には承認薬のボトックスや
ボトックスビスタではなく、
この「ゼオミン」を使用しているという方が
多数います。
医師も厚労省承認のものがもっとも安全で安心と
思っているとは限らないということですね・・・
・・・|゚Д゚)))
私も同感。
私自身にはこれまで「リジェノックス」を使用して
いましたが、このすばらしいボツリヌストキシンの
作用が効かなくなるのは悲しいので、ワキ汗治療など
たくさんの量を使用する施術には「ゼオミン」を
使っていこうかなと思っています。
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