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カテゴリ:健康情報・アンチエイジング

 

便秘にはプロバイオティクスが有効です

以前に便秘と下剤頻用のリスクと大腸癌について
書きました>>>

現在女性の死因の第1位は大腸癌です。

でも食生活習慣を改められず、
運動もなかなか・・・ついつい簡便な下剤に頼ってしまう・・・
そういう方が多いです。

便秘に腸内細菌の状態が関係していることは
みなさんもすでにご存じであると思います。
生まれつき蠕動運動が悪い場合や、
他の疾患の原因を伴う便秘以外の機能性便秘は、
腸内細菌叢(腸内フローラ)の影響をうけます。

これまでにも、善玉菌を投与し、腸内フローラを
改善させると蠕動運動も改善されるという報告は
多数あります。
今回も「機能性便秘のプロバイオティクスの効果」
についてのまとめの報告がありました。

*Eirini Dimidi et al.The effect of probiotics on
functional constipation in adults:a systemic review
and meta-analysis of randomized controlled trials.
The American journal of clinical nutrition.2014 1075-84

プロバイオティクス、とくにボフィドバクテリウム・
ラクティスが、全腸通過時間、排便頻度、便の硬さを
改善する可能性が示唆されています。
プロバイオティクスの投与により
全消化管通過時間が-12.4時間と有意な減少をしめした。
排便回数も1.3回/週増加させた。
また便の硬さも改善したとのことです。

プロバイオティクスとは>>>

 

下剤で便秘を解消しても、
腸内フローラが悪いままですと、
大腸癌のリスクはいうまでもなく、それ以外にも
様々な健康傷害のリスクは残したままです>>>
大腸癌や病気になってから、腸を整える努力を
してもそれは遅いです・・・。

下剤を使用する対症療法ではなく、
便秘をしないからだ作りを心がけましょう(^^)/

 

 

<当院の便秘解消サプリメント(お薬ではありません)>

* 便秘解消セット 30包 ¥9,450 

ファイバー&バイオラクト
(バイオラクト:ラクトフェリンを主成分とし、
腸内細菌叢を整えます)

* エンデフィン 450g(1回15g) 30回分 ¥9,180  

食物繊維ファイバーは善玉菌のエサとなり、
腸内細菌叢を整えます。
シナモン臭いのが大丈夫なら 良く効くと評判!

*  プロバイオティクス
コンプリート・バイオティック 60カプセル ¥9,450

 

 

投稿日:2015年7月29日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

皮膚は内臓を反映している ~ワキの下がよく化膿する人は心血管疾患リスクが高いようです~

「皮膚は内臓の状態を反映している」
今回の報告も
「メタボリック スキンシンドローム」の一つと
いってもよいですね。

「メタボリクスキンシンドローム」とは>>>

 

*T Tzellos et al;Cardiovascular disease risk factors
in patients with hidradentis supprativa:
a systematic review and meta-analysis of
observational studies.;
The British journal of dermatologu.2015 Jun 6

心血管疾患リスクと化膿性汗腺炎との関係を
みています。
化膿性汗腺炎
stockfoto_22060674_S - コピー

汗の分泌腺が、慢性的に繰り返し
化膿する疾患です。
ワキの下だけでなく、股や肛門周囲にも
できることもあります。

化膿性汗腺炎の患者6,174例と対照24,993例において、
化膿性汗腺炎の患者の方が有意な関係がみとめられた
のは、
肥満、中心性肥満、現在の喫煙、喫煙歴、
高トリグリセリド血症(中性脂肪)、
低HDL値、糖尿病、メタボリックシンドローム
とのことです。

日常診療においても、
このように化膿して腫れやすく、 繰り返す方は、
上記を伴っている方が多いという印象はたしかにあります。
この化膿性汗腺炎にかぎりません。
繰り返す化膿性疾患をお持ちの方は
メタボリックシンドロームに
ご注意いただいた方がよろしいですね。

 

投稿日:2015年7月21日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

腸内フローラを改善させるにはプロバイオティクス(生きた菌)がいいのか、死菌でもいいのか、有効成分抽出物でもいいのか。

プロバイオティクスやそれに準ずるものによる
腸内フローラを改善する試みは、今後多方面で進むと思われます。
当院ではとくに、花粉症、アレルギー性鼻炎、
アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患や、自己免疫
疾患、肥満に対する治療アプローチとして使用しています。
現在のアレルギー疾患に対する治療の多くである
抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤だけを飲んでいても、
それは「治療」ではありません。
「対症療法」にすぎません。

プロバイオティクスとは>>>

6月17日に米国のオンライン学術誌「PLOS ONE」に
大変有意義な報告がありました。
京都府立大とコンビ株式会社の共同研究により、
「免疫調整に重要な物質IL-12(インターロイキン12)の
産生にかかわる主要成分を特定」
ということで、乳酸菌由来のRNAがヒトの免疫機能に
深くかかわっていることを報告しました。

腸で免疫機能が整えられていること、
そして腸内細菌叢(腸内フローラ)がその重要な役割を
していることについては
たびたびご説明させていただきました。

*「腸内フローラの異常は、
さまざまな病気の原因となります」>>>

善玉菌といわれるうちの一つ乳酸菌が、
生きた乳酸菌が腸内で働くのはもちろんのこと、
腸壁の免疫器官(パイエル板)に乳酸菌が取り込まれ、
免疫系を活性化し、外部からの異物、アレルゲン
に対して、腸管の防御機能を高めることがしられています。

その乳酸菌による免疫刺激において、乳酸菌の核酸、
その中でも1本鎖RNAが主要な重要成分であることを、
今回解明したそうです。

このように、腸での免疫機能にかかわる成分が
わかってくると、
必ずしも生きた菌を摂取するプロバイオティクス
でなくても、
今後は菌から抽出した有効成分の摂取でも良いという
時代になる可能性もでてきます。
「生きた菌が腸まで届く」とうたっているヨーグルトや
サプリメントでも、
現実的には胃や小腸で消化の影響をうけ、
なかなか届かないと考えられています。

最近では「生きた菌」ではなく「死菌」でも、
まったく同じとはまだ言えませんが、
さまざまな同じような効果がある
という報告も出てまいりました。

ただし、まだ、解明されていない部分も大きいため、
確実なエビデンスと治療実績のある
プロバイオティクス(生きた菌)を、
当院では扱っています。
消化の影響を受けにくく、腸まで届く工夫が
されている製品ではありますが、
それでも腸では死菌となっているものが多い可能性もあります。
ですが上記のことからすると、
すべてが生きたまま腸に届かなくても、
死菌を摂っていることによっても
効果がえられるのであれば、なお、
エビデンスのある、いまのプロバイオティクスでも
いいと、現時点では私は考えました。

今後は
プレバイオティクス:1995年にGibson&Roberfroidが提唱した
決腸内の有用菌の増殖を促進したり、
あるいは、有害菌の増殖を抑制し、その結果、
腸内浄化作用によって、宿主の健康に有利に働く
難消化性食品成分

そして
プロバイオティクス:1965年のLilly&Stillwellから始まり
2001年に現在の、適正な量を摂取したときに
宿主に有益な影響をもたらす生きた微生物

これらに加えて
乳酸菌などから有効成分を抽出した生成エキスや
菌の代謝物、かならずしも生きた菌ではないたとえば
殺菌された乳酸菌飲料などでも
腸免疫機能を整えることが可能なサプリメントの
エビデンスが構築されてくるものと思います。

ですが、腸内細菌は免疫機能だけに
関与しているわけではないので、
現時点では「生きた菌」にこだわりたいのが
私の考えです。

 

投稿日:2015年7月17日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

亜鉛サプリメントの注意

亜鉛が欠乏して、さまざまな症状を
お持ちの方は多いです。

亜鉛欠乏症状>>>

亜鉛を摂取している方も多くみるようになりましたが、
サプリメントは食品を同じとはいえ、
その摂取量には注意が必要です
英・Glasgow Royal InfirmaryのAndrew Duncan氏らは、
「亜鉛を過剰に摂取することによる
銅や鉄欠乏の可能性のある貧血や神経症状を発症している
例がある」とJournal of Clinical Parhologyに報告しました。

「亜鉛欠乏症は血液検査にて診断されることが多いが、
血中の亜鉛の値のみでは正確に亜鉛欠乏は診断できない。
全身性の炎症反応(CRP)や血中アルブミンなど
他の数値もみたうえでの評価が必要」と述べています。

亜鉛は小腸でメタロチオネインと呼ばれる
金属結合タンパクがメタルイオントランスポーター
となり結合することで亜鉛の吸収および代謝にかかわっています。
このメタロチオネインは銅や鉄とも結合
します

亜鉛の吸収量は鉄と銅の摂取量によって変化し、
鉄と銅の摂取量が多い場合、亜鉛の吸収が悪くなります。
逆に亜鉛濃度が高い場合、鉄と銅の吸収が悪くなり、
鉄と銅が不足傾向となります

したがって亜鉛を摂取する場合には、銅も一緒に
摂ることが好ましいです。
当院の亜鉛サプリメントには、銅を含有していますので
欠乏する心配がなく安心です。

良い亜鉛サプリの選び方>>>

そして当院では、健康維持のためでなく、
治療として多い量を使用するときは、
栄養解析にて血中亜鉛値だけではなく、
タンパク質量、亜鉛を補酵素とする酵素の数値、
炎症反応など全体を把握して投与量を決めます。
みなさんもやみくもに摂取せず、
必要な量を必要なだけ摂るようにすると
よろしいですね。

栄養解析検査>>>
オーソモレキュラー療法>>>

投稿日:2015年7月16日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

梅雨時のお布団のお手入れどうされていますか?

雨の日が続きましたが、ようやく少し
晴れた日がでてきましたね((+_+))
週末はお布団干せましたか?

その前は雨が続いて干せなくて困りませんでしたか?
この先は台風も来るらしいですね(*_*;
また干せなくなってしまいます・・・。

夏は特に、寝ている間に
たくさん汗をかきますので、
ダニやカビ、ハウスダストが増えやすいです。
湿ったお布団そのままにしていませんか?

 

一般住宅の寝具の室内塵性ダニ類,昆虫,真菌の分離調査(第1報)
川上 裕司ら(エフシージー総合研究所 環境科学研究室)
によると

近年、高断熱高気密の住宅が主流となったことにより、
年間を通じて室内塵性ダニ類やチャタテムシが
繁殖しやすくなったといわれているそうです。

一般住宅45軒(東京都33軒、神奈川県6軒、埼玉県4軒、
千葉県1軒、茨城県1軒)のモニターに
サイクロン式電気掃除機(Dyson-DC61)を配布し、
寝具の表面90×180cmを1分間かけて掃除機がけして
頂いたところ、
室内塵性ダニ類のうち最も多く分離されたのは、
コナヒョウヒダニ(D.f.)であった。
その他のダニではヤケヒョウヒダニ、ケナガコナダニ、
ナミホコリダニ、ミナミツメダニ、ササラダニ類、
フツウマヨイダニが分離された。また、クモ類が9軒の住宅で分離された。
昆虫では、ヒメマルカツオブシムシ(脱皮殻)、
Coleoptera、Dipteraが分離された。
これらは殆どが死骸であった。
真菌(カビ)では、Cladosporium属の菌類が25軒/45軒(55.6%)
と最も多く分離された。
また、Aspergillus section RestrictiA. restrictus等)に属する菌類が
10軒の住宅から分離された。
いずれもアレルゲンとなる菌類である
調査を行った春季でも居住者が一日の中で一番長く接する寝具には、
アレルゲンとなるダニやカビ(微細塵となった死骸)が
多く付着していることが明らかである。

 

(+_+)うわ~~~気持ち悪い( 一一)!!

お布団清潔にしないといけませんね。
特にすでにアレルギー疾患をお持ちの方は、
こまめにお手入れしてください!

それではいったいどんなお布団のお手入れ方法が良いのか。

1、天日干し
でも梅雨のこの時期なかなか干せませんし、
住居によっては干せない場合もあります。
そして表裏まんべんなく干すのは大変・・・。

2、布団丸洗い
たまにはした方がいいけど家族みんなのを
そうそうできませんね(;_;)

3、防ダニ布団にする
ダニやカビが繁殖しにくいような素材であったり、
そのような素材を混ぜてあったり最近は多種あります。

結構高価です。
根拠のない悪質な商品もあるようです。
買いなおすのも大変ですね。

4.防ダニシーツを付ける
高密度の線維のシーツで既存の布団を包むことで、
ダニやハウスダストが放出されるのを軽減するものです。
でも湿気対策やカビは難しいですね・・・・

5.今はやりの布団クリーナー
現実的には一番良さそうです。
こまめにできそうですね。

最近は、この布団クリーナーはさまざまな機能があります。
どれが良いのか迷いますよね。

どれもまずは、
吸い取る機能
掃除機としてダニやホコリを吸う機能が一番大切ですね。
たたき出してみたり、吸引そのものが強いもの、
掻きだすローラーに工夫などなど。
そして最近多いのは
UV照射機能
ダニはそうそう死にませんが、
カビなど他の雑菌には有効です。
照射時間によっても死滅効果は変わりますので
使い方次第ですね(+_+)
そして乾燥機能
乾燥機能が付いているものは
私が電気屋さんでみるかぎり
シャープさんと韓国製のレイコップだけでした。

乾燥機能がないと湿気がとれません。
布団乾燥機で別で乾燥するのが一番良いですが
面倒ですね(+_+)

湿気が多いとカビの繁殖が高まります。

ですので私は「レイコップ」という
乾燥機能付きの布団掃除機にしました。

このレイコップのダニやそのほかの雑菌を
除去するデータには疑問もいわれていて、
過大な広告が不評ではあります・・・(*_*;

でもこれまでにも数々の、UV照射つきのダニやほこり
を吸い取ってお掃除するものは出ていましたが、
お布団の湿気をとる乾燥機能付きは新しいのです。
シャープからもでていますが、
乾燥機能がレイコップの方が高いです。
この「ドライエアブロー」という乾燥機能が
干した時と同じような、いや干した時よりもふっくらします♪
レイコップの廻しものではありませんよ(笑)

 

雨が続いて干せなかった私のペチャンっとした
羽毛布団のbefore-afterみてください( *´艸`)

before
14355353088732



after
14355352823091

ふっかふかっ♪

もこもこにふくらみました♪

雨でお布団が干せない私の悩みはとりあえず解消♡

ダニやハウスダストを除去する機能の評価は、まだまだ今後のさらなる調査が必要なようです。シャープさんのが良いのかレイコップが良いのか現時点では評価が難しい
のですが、
とりあえず乾燥機能は十分でした。

これからもっと高機能なものがでてきそうですね。
電気屋さんにいかれましたら
布団クリーナーチェックしてください(^^)/

 

投稿日:2015年7月13日  カテゴリー:健康情報・アンチエイジング, アトピー性皮膚炎, その他

当院のヘム鉄が新しくなります♪お安くなって内容充実♪

皮膚などのコラーゲンを作るのに必要「鉄」
当院では美肌作りに必要なサプリメントの一つとして
必須の栄養素としてお勧めしています♪
病院で処方される植物性の「非ヘム鉄」よりも、
動物性の「ヘム鉄」の方が副作用もなく、
吸収も良いことは、だいぶ周知されてまいりました。

でも、鉄剤飲んでいるのに貧血数値が良くなら
ないとか、目的の症状が改善しないとか・・・。
効果を実感できないことがありませんか?

その原因の一つは、摂取量がまだまだ足りていない場合
血液検査で貯蔵鉄の量を測り、
充分に摂取できているかをみてみましょう。

もう一つは、鉄の吸収や代謝、血球を作るには、
鉄以外の栄養素
も必要です。
その栄養素を同時に十分に摂取できて
いないと、
うまく利用されません。
img168

img169
(図MSS資料より抜粋)

この図のように、多くの栄養素が必要です。
鉄だけとっていればいいというわけではないのです。
銅、亜鉛、マンガン、グリシンなど、
当院で使用しているヘム鉄にはこれらの必要栄養素を含有しています。
市販のヘム鉄にも銅やビタミンB群などの入っている
ものはありますが。上記の栄養素を含んでいるヘム鉄は
なかなかみかけません。

同じ「ヘム鉄」でも、効果が違うのはこの点です!

市販のものや他の病院でいただいている鉄剤で、
効果が実感できない場合には、必要摂取量のみなおしと、
当院の「ヘム鉄」をお試しください ♪

ヘム鉄6+ 60粒 ¥4,050
1日1粒~6粒 (服用量は院長にご相談ください)

 

投稿日:2015年7月9日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

「ワキの黒ずみ」 さまざまな原因があります。 メタボリックスキンシンドロームのことも・・・

これからの時期、
ノースリーブの洋服を着る機会が増えますね♪
ワキの黒ずみの相談が多くなります。

「ワキの黒ずみ」といってもその状態や原因はいろいろあります。

1、ワキの毛の処理による炎症後色素沈着
毛ぞりの影響で、皮膚が繰り返しいたみ、
ときには剃刀まけで湿疹に近い状態となり
色素沈着になっているケースです。
レーザー脱毛で永久脱毛すると、毛処理のを
しなくて済むようになるので多くの方は
色素沈着が改善します。

 

2、毛穴に黒茶色いぶつぶつで黒ずんでいる
yjimage
永久脱毛した後も、毛穴は残ります。
毛穴からの脂などの酸化した分泌物が詰まり、
黒茶色いものがぶつぶつ毛穴に見える方がいらっしゃいます。
ホームケア用のピーリングシートで
日々お手入れをしますと改善されます。
(稀に昔の針脱毛が不十分な処置で、短い毛が残存
している方もいらっしゃいます。その場合はレーザー脱毛
をすると改善します)

 

3、黒色表皮腫(黒色表皮肥厚症)による黒ずみ


少しガサガサして皮膚に厚みがあり、
スキンタグと呼ばれるイボをたくさん伴っている場合もあります。


首の後ろや胸の下、股など
他の部位にも色素沈着があることが多いです。
中高年の方で、急にこのような症状が出てきた場合には、
胃癌などの悪性腫瘍に伴う場合もあります
多くの方は肥満に伴っており、良性の場合が多いです
メタボリックスキンシンドローム」の一つといえます。
角質化を抑えるクリームやレーザー治療で軽快はしますが、
肥満とくにインスリン抵抗性(血糖の調節機能の異常)、
糖尿病を改善させると良くなります*1,*2。
糖尿病のチェックと糖質制限、食生活習慣の改善が
必要です。

 

*1.Bellot-Rojas P et al:J Drugs Dermatol 5:884-889,2006
*2.日下部 徹ら:脂肪委縮症、黒色表皮種に対する
レプチン補充療法:皮膚アレルギーフロンティア
vol.13 no1 2015 29-31

投稿日:2015年6月30日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, 美容・アンチエイジング

メタボリックスキンシンドローム ~メタボリックシンドロームとアトピー性皮膚炎、そして腸内フローラの乱れ(dysbiosis)~

近年肥満やメタボリックシンドロームと
関連した皮膚疾患がしられるようになり
メタボリックスキンシンドローム」と提唱されています。
今ではアトピー性皮膚炎は、皮膚のみに問題がある疾患ではなく、
全身性の臓器が関連する慢性炎症性疾患
と考えるべきといわれています。
皮膚のみをコントロールするのではなく、
全身性に管理する必要性があります

アトピー性皮膚炎と
肥満や脂肪肝、心疾患、脳卒中、糖尿病など
メタボリックシンンドローム近縁の疾患との関連性に
ついての報告がありますので紹介します。

 

まずはアトピー性皮膚炎の方の食生活習慣の傾向について。
大阪大学およびその関連施設における調査によると*1、
「なんらかの皮膚疾患のある患者262人において、
アトピー性皮膚炎の患者では、そうでない患者に比べて
朝食を摂る頻度が少ない一方で、夜食を摂る頻度が
多かった。また食事時間が不規則な傾向を認めた。」
とのことです。
食生活習慣の影響はありそうですね。
朝食を摂ることについては賛否両論ありますが、
傾向として、アトピー性皮膚炎の方ではとらない
方が多いのは興味のあるところです。

また、
過去に食物アレルギーと診断されたこと
がある人がアトピー性皮膚炎の患者では約31.1%

アトピーではない方では9.2%とあります。
アトピー性皮膚炎の発症、悪化、現在の症状との関連は
分かりませんが、
何らかの関連があることが示唆されます。
免疫機能を整える腸でのバリア機能が壊れることにより、
食物抗原が侵入してアレルギー反応を起こす遅延型フード
アレルギーとの関連が議論されている中で、
非常に興味深いデータです。
腸内(腸内細菌)の乱れ(dysbiosis)と
アレルギー性疾患、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎
との関係については以前に述べました。>>>

 

肥満とアトピー性皮膚炎
肥満は炎症を引き起こすTNF-α、IL-6などの
炎症性サイトカインや
炎症を抑えるアディポカインの発現量に影響する
ことから、アトピー性皮膚炎の病勢に関与しても
おかしくはないと考えます。
現にこのアデポカインがアトピー性皮膚炎の患者に
おいて、アレルギーの指標であるIgEの値に有意に
負の相関を示したという報告もあり*1、
今後肥満との関連のさらに明らかとなっていくもの
と思われますが、現時点では、
肥満とアトピー性皮膚炎とは関連があるという
報告もありますが*2*3、関連がないという報告もあり*4
まだ議論されるところです。
ただし肥満そのものとの関連はまだ結論がついて
いないものの、メタボリックシンドロームの症状でもある
心疾患や糖尿病、脂質代謝異常(高脂血症など)、
高血圧そして脂肪肝などとの関連に関する報告は多くあり
*5、
前回述べた乾癬と同様に>>>
皮膚のみを管理するのではなく、
アトピー性皮膚炎の悪化を防ぐためのみならず、
全身的な管理、肥満対策(日本人においては必ずしも
外観が太っているとは限りません)、
そして肥満にも食物アレルギーにも関係する
腸内フローラ管理を行うことは重要と考えます。

これからは「変わる皮膚科診療」
「皮膚のみを診てもらっていても治らない!」です。

 

*1.室田浩之ら:メタボリックシンドロームと
アトピー性皮膚炎:皮膚アレルギーフロンティア
vol.13.no1.2015 25-27
*2.J L Cilverberg et al: Association between atopic
dermatitis and obesity in adulthood. The British
journal of dermatology.2012 Mar;166(3)498-504
*3.Jpnathan L Silverberg et al:Central obesity and
high blood pressure in pediatric patients withatopic
dermatitis. JAMA dermatology.2015 ;151(2);144-52
*4.Darlenski R et al:Clin Dermatol 32:409-413,2014
*5.Jonathan L Silverberg et al:Eczema and
cardiovascular risk factors in 2 US adult population
studies. The Journal of allergy and clinical immunology.
2015 135(3);721

投稿日:2015年6月29日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, アトピー性皮膚炎

「メタボリックスキンシンドローム」~メタボリックシンドロームと皮膚疾患~

近年は「肥満」は「慢性の炎症」といわれるように
なりました。

img167

 

肥満からはじまるメタボリックシンドロームは高脂血症や糖尿病、動脈硬化、心疾患のみならず、
アレルギーや自己免疫疾患の原因になります
そして、さまざまな皮膚疾患も、
肥満、メタボリックシンドロームとの関係が
明らかとなり、
メタボリックスキンシンドローム」といわれるようにも
なりました。
そしてそのメタボリックシンドロームは
腸内細菌叢(腸内フローラ)とも密接に関与し、
さらには皮膚疾患もこれらと関係してしていることが
明らかとなっています。

「アトピー性皮膚炎がある」
「乾癬がある」
「花粉症になった」



皮膚疾患がある人、
皮膚疾患になった人、
アレルギー体質の人、
アレルギー体質になった人!
は、メタボリックシンドローム、肥満
そして腸内細菌(腸内フローラ)を改善せよ!
という時代です!

これらの関係について
しばらく連載していきたいと思います。

 

 

投稿日:2015年6月26日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, アトピー性皮膚炎, 乾癬

変わる皮膚科診療 ~皮膚だけを診るのでは治らない!~

これまでの皮膚科の治療は、
皮膚局所を治すことに専念されていました。
ニキビ抗生物質で増えた菌を減らす
アトピー性皮膚炎できた湿疹を塗り薬で抑える
乾癬発疹を抑える塗り薬や内服薬、注射

生じてしまったあくまで「結果」を治す治療に
すぎません。

これは現在の保険診療の中心的な治療内容になります。

 

当院では、生じてしまった症状を治すだけでなく、
その根本にある、病気の素因を追及して、
症状の出にくい体作りを目指しています。
皮膚は体の中のことを反映します。
皮膚症状があるからには、何か体の不調がある。
そう考えています。
「皮膚は内臓の鏡です」>>>

 

そしてもう一つ。
その生じた皮膚疾患が、とくに慢性化した場合には、
「その後なりやすい、さらなる疾患」があります。
それを予防する必要があります。
当院ではそこもケアしたいのです。

 

最近ようやく、その必要性について
保険診療医にも知る機会が多くなりました。
先日保険診療医に配布された、皮膚科の情報誌です。
img159
その中では、肥満やメタボリックシンドロームと
皮膚疾患、腸内細菌と皮膚疾患など
皮膚症状に関連した周辺の体の中のケアを
行わないと、病気の悪化、悪循環、
そして更なる病気の惹起の注意まで書かれています。

この中で
高知大学医学部皮膚科学講座教授の
佐野栄紀先生は
img160

とおっしゃり、

「ライフスタイルによって皮膚病は大きく変わると実感されます。
特に皮膚病そのものの種類が変わっており、
その背景を科学的に解き明かすことが求められます。」

「腸内細菌叢についても、アトピー患者に乳酸菌を
摂らせるプロバイオティクスの話題も出てきました。」

「乾癬などは肥満と炎症で機序が説明できる
皮膚疾患の一つ。
腸内細菌叢によっても大きく変わるようですから、
便を調べてみるのも面白いかもしれない。」

(当院ではこれはすべてすでに実施しています。)

 

千葉大学大学院医学研究院皮膚科学准教授の
神戸直智先生は、
img161

 

とおしゃっています。

 

 

トップレベルの医療では、
日本でもこのような方向性ですが、
まだまだみなさんが遭遇する医療現場では、
お粗末なケアです。

 

病気の素因の改善や更なる悪循環を回避するケア、
そして持病による将来的な病気の予防の対策においては、
保険診療では賄うことができないため、そのことを
知っていても、患者様に実際に医療として提供できていない。
それが日本医療の保険診療の現実です。

 

この私のブログでは、
医療のトップではトピックスになっていながら、
エンドの皆様になぜか届かない
最新医療情報をお届けしています。

一緒に勉強してまいりましょう(^^)/

 

投稿日:2015年6月25日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, アトピー性皮膚炎, 乾癬