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カテゴリ:健康情報・アンチエイジング

 

第18回日本胎盤臨床医学会のご報告<その1>ラエンネックとメルスモンの違い、プラセンタの作用機序について

11月1日の日曜日に名古屋で開催された
いうならばプラセンタの学会
日本胎盤臨床医学会に参加しました。

休日はこのように学会ばかり( ノД`)
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さて、胎盤から抽出されたプラセンタの
さまざまな効能効果についての研究発表がありました

「なんとなくいいかも」ではなく
本当に効果があるというエビデンスが多く報告されています。

プラセンタの効能として、
肝機能の強化、肝機能障害の改善、自律神経調整作用、
疲労回復作用、血行促進作用、抗炎症作用、
免疫賦活作用、抗アレルギー作用、活性酸素除去作用、
貧血改善作用、美白作用、保湿作用などがあります。

なお、保険診療として使用が承認されている適応疾患は、
メルスモンは更年期障害、乳汁分泌不全、
ラエンネックは肝機能障害に対してです。

響きの杜クリニックの西谷雅史先生より
みなさんや私たちが「ここはどうなの?」と
日々疑問に思っているところについてご説明くださいました。

まずは
プラセンタ注射には2種類あります。
「ラエンネック」と「メルスモン」です。
この違いはその製造方法によるところが大きいです。
その結果、効果にも差が生じそうですが、今のところは
臨床的な大きな違いははっきりしていません。
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ラエンネックの方が
重要な作用をもっていると考えられる上澄み部分の成分を含み、またタンパク分解がメルスモンよりも完全ではないので、処理後も有効成分の残存が多いと考えられるわけです。
今後はこれらの2つについて、より安全で有効なのはどちらなのかという点が明らかになるといいですね。

以下は西谷先生の響きの杜クリニックのホームページより
お借りしました。

<プラセンタの成分>
ウラシル、アデニン、グアニン、チミン、シトシン、
アミノ酸 リジン、アラニン、アスパラギン酸、ロイシン、
グルタミン酸、アミノ酢酸、バリン、セリン、チロシン、
フェニルアラニン、トレオニン、アルギニン、プロリン、
シスチン、イソロイシン、メチオニン、ヒスチジン、
ミネラルナトリウム、カリウム、カルシウム、
マグネシウム、リン、鉄、キサンチンなど

<プラセンタに含まれる主な成長因子>
肝細胞増殖因子(HGF)、神経細胞増殖因子(NGF)、
上皮細胞増殖因子(EGF)、
線維芽細胞増殖因子(FGF)、
インシュリン様成長因子(IGF)、
免疫力を向上させる成長因子、
インターロイキンⅠ、インターロイキンⅡ、
インターロイキンⅢ、インターロイキンⅣ

生きていく上で必要なものは、
ほぼ含まれているといっていいほどの内容です。

ですが、これらの含有成分は非常に微量なため、
直接的に作用をしているとは考えにくく、
効果については実証されていても、
作用機序についてはまだまだ解明されていない部分が
多いのです。

たとえば更年期症状に対しての効果についてでいえば、
更年期時期に急激に減少するエストロゲンが、
プラセンタエキスを投与すると血中濃度が上昇する
そうなのですが、実際にプラセンタエキスに含まれている
エストロゲンの量はかなり微量だそうです。
例えばエストロゲン補充療法で使用する薬剤の
「ジュリナ」では1錠に0.5mgのエストロゲンが入っています。
でもプラセンタエキス1アンプルには
ピコグラム(pg)レベルのごくごく微量のエストロゲン
しか含有されていないそうです。
したがってその微量のエストロゲンそのものが作用を
しているとは考えにくく、
プラセンタエキスのさまざまな成分が、全身を賦活化
させることで改善しているのだろうと西谷先生はおっしゃっていました。

 

私は、他のプラセンタエキスの効能も
同じように思います。

良質な機能蛋白質がプラセンタには含まれています。
蛋白質は内臓機能、酵素を作る、ホルモン産生、
ビタミン・ミネラルを運ぶなど全身の機能にはかかせない栄養素です
食生活習慣、老化による胃腸機能の低下などで、
蛋白質の摂取量や吸収は低下します。
プラセンタには、特殊な成分が入っていてそれが作用
しているというよりは、
非常に絶妙なバランスで、蛋白質をはじめとした
必要栄養が配合されているため、全身のさまざまな機能を
活発にすることができるのではないかと私は考えています。

実にうまくできた総合サプリメントであると思います。

 

現在非常に需要が高まり、お薬の供給が難しい状況です。
新規の方のラエンネック注射のご希望は
お受けできない状況ですが、メルスモンの方にはまだ余裕がございます。
また内服プラセンタについても同様です。
内服ヒトプラセンタエキスの代替品として
高濃度羊プラセンタをご用意しております。

上記の機序を考えますと、羊プラセンタでも
同様の効果は期待できそうです。
事実私は羊プラセンタを服用しております。

そしてヒトより高級です( *´艸`)

「セルセラ」 高濃度羊プラセンタ
30粒 ¥19,440
10粒 トライアル¥7,020

 

 

 

投稿日:2015年11月6日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, 美容・アンチエイジング

先週末の学会 JAASのご報告 <その2>「エイジングトピックス 痩せさせる腸内細菌」

10月24日~25日に開催されたJAAS東京Live Forumでの
ご報告の続きです。

次の話題は「腸内細菌」
もはやこれを整えずしてアンチエイジングはできないといえます

肥満と腸内細菌との関係は、
さまざまな場面で出てくるようになりました。
銀座医院 、常葉大学健康科学部 教授、
東海大学医学部 客員教授 久保 明先生より
「エイジングトピックス 痩せさせる腸内細菌」
というテーマでお話しくださいました。

最近の人間ドックの現状では、
非アルコール性脂肪肝(そのうちの2-3割が慢性肝炎へ
進行)と肥満が問題となっています。
これら二つはともに、腸内細菌との関連が示唆されています。
(単純性脂肪肝に腸内細菌由来のエンドトキシンなどの
増悪因子が加わると進行するといわれています。)
この肥満を解消すべく、前回の<その1>であげた
インターバル速歩のような効果的なアンチエイジングに
良い運動療法と食事、そして今や腸内細菌を整えることが
肥満対策やアンチエイジングのために非常に重要なことと
なっています。

まず、食事に気を付けると老化を抑えることやがん予防
に役立つのか。
腸内細菌を整える食事をとることで
アンチエイジングに本当になるのか?についてです。

これまでにはさまざまな栄養素について
癌に対する抑制効果の報告があります。
ビタミンD、抗酸化物質、オメガ3系脂肪酸、ビタミンBなどです。
でも実際は「効果がある」とする論文もあれば
「効果がない」とした報告もありまだまだ議論が続いています。
そのような中で
腸内細菌を整える食事をとることで
老化の促進を抑えることが可能といえるデータがあるそうです。
2週間、腸内環境を整える食事すなわち
ネバネバしたもの、海藻やキノコなどファイバーの多い
もの、発酵食品などをとったところ、
加齢関連遺伝子に、たった2週間でも変化がみられたそうです。
食事によって遺伝子にも変化が生じうるのですね!

そして腸や歯周病菌の悪玉菌の構成成分である
リポポリサッカライド(リポ多糖)(LPS)は、
腸のバリア機能を障害し、リッキーガット症候群(腸管壁
漏出症候群)など、腸からの必要栄養素の吸収低下、
本来腸管の壁を超えない大きな分子のものが侵入することに
よる異物反応、そしてそれによる慢性炎症によるさまざまな不調をきたします。
そしてその慢性炎症は肥満にもつながります。

腸内細菌を整えることは非常に大切ですね♪
ずっと私、このブログで腸内細菌を整えることの
大切さについて語ってまいりましたが、
ようやく、スタンダードなアンチエイジング治療に
なってまいりましたね!

 

* なぜ今、腸内フローラなのか>>>
* 腸内フローラの異常はさまざまな病気の原因となります>>>
* 自分の腸内フローラを調べよう(腸内フローラ検査)>>>
* 美腸にするための食事とサプリメント(その1)>>>
* 美腸にするための食事とサプリメント(その2)>>>

投稿日:2015年10月28日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

先週末はクリニックのお休みをいただき、勉強してまいりました(^^)/ <その1>「アンチエイジングな運動とは」

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10月24日(土曜日)~25日(日曜日)の
2日にわたり、朝から夜までみっちり勉強してまいりました。

1日目の早朝は、まずお知り合いの先生の
横浜クリニックの青木 晃 先生より、「アンチエイジングと運動」についてご講演いただきました。
アンチエイジングに運動は欠かせませんが、その効果的な方法についてお話しいただきました。

座りっぱなしで体を動かさない生活を
「Sedentary Lifestyle」と呼び、
癌、糖尿病、虚血性心疾患、慢性呼吸器疾患を引き起こし
やすくなるといわれているそうです。
1日10時間以上座っている人は、4時間以下の人よりも
疾患リスクは40%高くなるというデータが出ています。

では、どのような運動が良く、どのくらいすればいいのか。
2011年にLancetに発表されたCP.Wenらの報告によると
1日15分の速歩きなど中等度の運動をする人では、
まったくしない人に比べて全死亡リスクが14%低下し、
平均余命は3年伸びたとのことです。
このような運動を、飽きずに効果的に行う実践方法
についてアドバイスをいただきました。

マラソンが最近流行っていますが、
運動器には耐久年数があるため、過度に関節に負担の
かかるマラソンにおいては、関節を痛める結果になって
しまう場合があります。
したがって推奨しない医師も多いです。
したがって大会への出場は年に2回までとすることを
勧めているとのことです。
また、上記の適度な運動という面ではマラソンよりは
ウォーキングが推奨されています。
しかし1日1万だらだら歩くだけでは、筋力や持久力は
向上できないそうです。
そこで最近推奨されているのは「インターバル速歩」
「ゆっくり歩き」と「さっさか歩き」を交互にくりかえす
ウォーキング方法で、
これを1日15分、週4日以上行うのが理想的なようです。
詳しくはこちらをご参考になさってください>>>

そして、毎日歩くのは飽きてしまいますので
SNSやゲームを使った方法で楽しみながら継続することの
ヒントをいただきました。
たとえばこちら>>>

いかがですか?

外見だけのケアだけではなく、内側からも
アンチエイジングすることは今の常識です。
美容外科のこのような学会でも、そのような内容の講演が
取り上げられることが多くなりました。

みなさんも適切な運動で健康維持に努めてくださいね♪

ちなみに私はクリニックにいるときは
座りっぱなしということはほとんどなく、
みなさんもご存じの長細い140坪のクリニックを
いったりきたり常に動いています(笑)
そして、車通勤はしないようにしていて、
駅から自宅までなるべく歩きます。往復で30分。
以前に万歩計を1日つけましたら、この生活だけで
1日2万歩を余裕で超えていましたよ( *´艸`)
これから通勤の歩行はインターバル速歩にしようと思います♪

 

 

投稿日:2015年10月27日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

便秘のお薬「酸化マグネシウム製剤」で死亡例の報告がでています!

厚生労働省より
10月20日、便秘の治療に使用する「酸化マグネシウム」
において注意喚起が出されました。

以前から知られている副作用ですが、
この3年で酸化マグネシウム製剤服用による
高マグネシウム血症を発症した症例が29例、
死亡が4例報告されました。
とくに高齢者で多いようです。

酸化マグネシウムは長期使用することで、
血液中のマグネシウムの濃度が高くなり、
吐き気、めまい、心停止になりうるおそれがある
とのことです。

酸化マグネシウムの服用など、便秘のお薬に頼って
いる慢性便秘の方は、
根本から便秘を改善していきましょう♪

体に優しい便秘を改善するサプリメント>>>

投稿日:2015年10月22日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

インフルエンザの予防接種を10月20日から開始いたします。当院では水銀化合物チロメサールfreeのワクチンを使用しております。

今年もインフルエンザの予防接種を
10月20日より開始いたします。
ビタミンCをたくさんとって免疫力をUPさせておくことも
お忘れなく(^_-)-☆

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みなさまもすでにご存じのように
今年からB型インフルエンザが2種対応になりました。
そのため価格が高くなりました<(_ _)>

1回摂取および2回摂取ともに
1回 ¥4,320です

当院ではチロメサールという水銀化合物を含んでいないワクチンを使用しております。
ごく微量であり、体内には蓄積しないといわれてはいますが、少ないにこしたことはありませんので当院ではチロメサールの入っていないものにこだわっております。
ただし、その代わりとなる添加物が入っておりますので、副反応がまったくないとはいえません。

インフルエンザの流行期は12~3月がピークです。
1回摂取の方は11月からの摂取がおすすめです。

 

数に限りがございますので
ご予約をしていただくことをお勧めいたします。

 

投稿日:2015年10月15日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

需要が高まり、プロバイオティクスの値段がお安くなりました!

善玉菌を摂取して腸内フローラを改善させる
プロバイオティクスの
コンプリート・バイオティック」が
これまで60粒¥9,450から¥8,100にお値段がさがりました!

最近さまざまなクリニックでいろいろな症状の治療に
爆発的に使用される量が増えたそうで、
今回大幅な値下げとなったそうです。

当院でも
便秘、下痢の改善
肥満の改善
アトピー性皮膚炎、アレルギー疾患の改善など
多くの病態で使用しております。

 

*プロバイオティクスによる腸内細菌(フローラ)改善について

なぜ今、腸内フローラなのか>>>
腸内フローラの異常はさまざまな病気の原因となります>>>
腸内フローラ検査>>>

 

 

投稿日:2015年10月13日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

美肌のための「プロテイン」とるには こちらが私の最近のおすすめです♪

タンパク質はぴちぴち肌のための
大切な栄養素♡
コラーゲンを体内で増生するのに大切な栄養素です。
コラーゲンの合成にはたんぱく質、鉄、ビタミンCが必要です。
不足していると、
だら~~とはりのない、元気のないお肌になってしまいますよ。

お肌だけではありません。
内臓の衰え、代謝が落ちて太りやすくなる、
血管がもろくなる、免疫力が低下して
風邪をひきやすくなるなど

不足すると様々な影響をきたします

1日に必要なたんぱく質摂取量は
体重1kgあたり1g~1.5gですが、
おおよそ1日30gが不足している人が多いとわれています。

食事からタンパク質の摂取量を増やすのは
容易ではありませんので、
アミノサプリメントやプロテインでとっている方が
多いと思います。

私も当院で扱っている
アミノ9や大豆プロテインをとっていますが、
さぼっちゃうこともあります(´・ω・`)

最近「こっちのほうが飲みやすいし、内容的にもいい!」
と思ったのは
ダイエタリーサプリメントとして使用している
オーソプロテイン」です。
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水や飲み物にも溶けやすいので飲むときも楽ちん♪
そしてこのようにビタミン、ミネラルもかなり豊富♪
もちろん含有されているプロテインもアミノ酸スコア100!と抜群に良いバランスです。

アミノ9を飲むのが疲れてきた方や( *´艸`)
大豆プロテインに飽きてきた方( *´艸`)
お試しください♡

でも内容が濃い分
ちょっとお高いです(笑) 30袋¥27,000

私は朝食の時に、アイスコーヒーや豆乳に混ぜて飲んでいます。
シェイカーも販売していますが、なくても比較的よく溶けます。
この1杯でプロテイン15g取れますし、
ビタミンミネラルもたっぷりなので素晴らしいです♪
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甘さがほしいときにはぜひ、腸内細菌の餌になる
オリゴ糖で!善玉菌をふやしましょう♡
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投稿日:2015年10月5日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

小林製薬からもエクオールサプリメントが出るようです

女性の健康そして美のパワーを与えてくれる
大豆イソフラボンと腸内細菌が産生するエクオール>>>

更年期症状のサポートのみならず、
しわやたるみ肥満、骨粗しょう症などなど
さまざまな効能が知られています♪

私の腸内細菌はエクオール産生能はばっちり高いですが、
それでも大豆の摂取量が毎日一定量しっかり
とれるわけではありませんので、
大塚製薬のエクオールサプリメント「エクエル」を
摂取しています♪

エクオール産生能検査 ソイチェック >>>

小林製薬からもエクオールサプリメント
販売されるようになるようです>>>

でもかなり価格がお安いですが、
「発酵大豆イソフラボン(エクオール含有):28.0mg」
とありますが、パケージの裏側には
「エクオール2mg」と書いてあります。
かなり含有量は少ないですね(# ゚Д゚)。

これまでエクオールサプリメントでの
さまざまな効果は1日およそエクオールとして
10mg摂取でのデータです。
大塚製薬の「エクエル」は1日4粒が摂取量の目安ですので
1粒にエクオールは2.5mg含有されていますので4粒で
10mg取れます。
1か月分112粒(1日4粒で28日分)で¥4,320

小林製薬の「発酵大豆イソフラボン エクオール」
1か月分?1日1粒なんですね?(30日分)で¥2,700
でも1日5粒とらないと10mg摂取できませんので
2700×5  ¥13,500 高い!?

う~~ん(゜-゜)どうでしょう
大塚製薬のエクエルの方が割安ですね。

ご参考になさってください♪

投稿日:2015年9月11日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

プロバイオティクス ビフィズス菌はストレス反応や不安症状も改善してくれるようです

うつ病やストレス関連疾患に関連するといわれている
神経伝達物質セロトニンやドーパミンは
腸内フローラの影響をうけて腸で作られています。
したがって、
善玉菌のビフィズス菌を摂取することで、
腸内フローラを改善させると
ストレス反応、不安症状を減少させることができる
可能性についての報告が最近の研究では多くみられます。

この論文でもマウスにおいて善玉菌のビフィズス菌の投与
と抗うつ薬の投与下において急性ストレスに対する反応を評価しています。
*H M Savignac et al:Bifidobacteria exert strain-specific
effects on stress-related behavior and physiology in
BALB/c mice.,Neurogastroenterology and motility.
2014.26(11);1615-27

先天的不安マウスBALB/cにビフィズス菌の
ビフィドバクテリウム属のB.ロンガムまたはB.ブレーベを
投与したマウスと
抗うつ薬のエスシタロプラム(選択的セロトニン取り込み
阻害剤SSRI)を毎日6週間投与し、そして
マウスにストレスを与え、その生理的な反応を評価しています。

どんなストレスをねずみさんに与えているかというと、

・ストレス誘発性高体温試験 暑いのかな(*_*;

・ガラス玉覆い隠し行動試験 何かイラっとするのかな( *´艸`)

・高架式十字迷路試験
finding cheese
迷路は不安ですね(-.-)

・オープンフィールド試験   広場にぽつんと一人。
不安になるの何となくわかる(゜-゜)

・尾懸垂試験
little dwarf hamster

・強制水泳試験
Aquatic Animal Watershrew (neomys fodiens), Mouse diving on it's search for Food

ねずみさん何だかかわいそうですね(*_*;

このねずみさんのストレステストを考えた人もすごい。
これは確かにストレスになりますね。
その急性ストレスを抗うつ様行動やコルチコステロンを
測定して評価しています。

結果として抗うつ剤はもちろんのこと
ビフィズス菌投与でも不安を減少させているとのことでした。

うつ病や不安症状は、セロトニンの減少だけが原因とは
いえないところがあります。

今回試された先天的不安BALB/cとは、
トリプトファン脱水酵素2遺伝子多型により
セロトニン合成能を低下させたモデルマウスなので
セロトニンの減少による抑うつ症状や不安症状に限って
は、ビフィズス菌が有効かもしれないとい話ですね。

いずれにしても、腸内フローラ恐るべし。
私たちの精神状態まで影響するということですね。

 

 

 

投稿日:2015年9月3日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

腸内フローラを改善するには、歯周病も治さなくてはダメですよ!

腸や皮膚と同様に、口の中にも口腔細菌叢(フローラ)
が存在します。
口腔内はさらに複雑で、歯、歯肉の外、歯肉の上縁、
歯肉の奥でその構成される主な菌が異なります。
しかもバイオフィルムを形成しており、
デンタルプラークとも言います。

バイオフィルムとは
種々の菌が集まり、
さまざまなバリア物質で菌を囲み、
免疫や抗生剤などが効かないように防御している状態。
近年はこのバイオフィルムのために、除菌できない
問題があります。現在バイオフィルムを破壊する
薬剤や対策がすすめられているところです。

口腔内は、大量の唾液や食べ物の咀嚼にも抵抗して
定着するために、強い付着力と凝集性をこのバイオ
フィルムでもって有しています。
このプラークが、正常な菌によるプラークから、
歯周病原菌が中心となった病原性プラークにいったん
なると、良い菌で置き換えるのは、バイオフィルム形成の
ために非常に難しいです。
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この歯周病原菌は、さまざまな物質を出し、
歯肉の炎症を起こすばかりでなく、
全身の炎症にも影響するといわれています。
歯周病の関係するとされている疾患は、
糖尿病、心臓・血管系疾患、関節リウマチ、脳卒中、
誤嚥性肺炎、肥満、早産・低体重児出産、非アルコール性
脂肪肝 そして上咽頭がんとの関連の可能性も言われています。
*「口腔内細菌の全身疾患への関わり」
日本大学歯学部 細菌学教授 落合 邦康 より

そして最近では、この歯周病が全身に及ぼす影響の
新たなメカニズムを新潟大学が発表しました。
*第58回春季日本歯周病学会学術大会にて
「歯周病が全身に及ぼす新たなメカニズム」
山崎 和久(新潟大学 大学院医歯学総合研究科
口腔生命福祉学専攻 口腔保健学分野)

これらの研究チームは、歯周病の有力な原因菌である
Porphyromonas gingivarisという細菌を、マウスの
口腔内から投与したところ、腸内細菌叢を大きく変化
させ、全身的な炎症を引き起こすことを明らかにしました。
すなわち、歯肉局所で生じている慢性炎症性物質による
全身への影響ばかりでなく、口腔内の菌が腸内細菌叢
(腸内フローラ)に影響し、それが全身疾患に影響
しているということになります

以前より口腔内菌の落下菌による影響は知られていました。
口腔内のピロリ菌を退治しないと、口腔内からの
ピロリ菌の落下菌でピロリ菌の再発や除菌できない場合
があることもその一つです>>>

腸内フローラを整えて、病気を予防するには、
口腔内のケアが非常に重要であるといえますね。

 

投稿日:2015年8月7日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング