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カテゴリ:健康情報・アンチエイジング

 

妊娠中の皮膚トラブルは多彩です。妊娠に特異的な発疹や持病の皮膚疾患の悪化など。胎児への影響のないものからあるものまで。

先日、妊娠後期の方で3ヵ月前より発疹がでており
近くの診療所でずっと治療を受けているが
改善しないということで当院を受診されました。

こんな風に、妊娠によって大きくなったお腹周りを中心に赤い斑点が出ています。
湿疹や虫刺されの診断で3ヵ月もの間加療をされていたとのことでしたが
(その先生は皮膚科専門医ではありません)
「pruritic urticarial papules and plaques of pregnancy(PUPPP)」
という妊娠に関係した皮膚疾患がまず疑われました。
この疾患は赤ちゃんへの問題はとんど生じることはありませんが、
他の、胎児へ影響のある疾患との鑑別のための検査の必要性、
そして発疹がかなり拡大した際にはステロイドの全身投与の必要が生じることもあり、即総合病院へ紹介受診していただきました。

妊娠中にはホルモン、免疫機能が大きく変化し、
さまざまな皮膚病変が生じえます。
治療が必要なく治ってしまうものもあれば、
胎児に影響するため即治療が必要で、産婦人科の先生方と
一緒に慎重に経過を診る必要なものまであります。

*6より抜粋

この表を見ていただきますとわかりますように
これらの疾患の「予後」の中には胎児に影響するものがあります。

私たち皮膚科医は、これらを鑑別して診ています。
でも、今回のように、その疾患の治療経験があまりないと
普通の湿疹や蕁麻疹等と見過ごされてしまう可能性があります。
発疹についてきちんとした説明を受けることが
できなかった際には
「日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医」を受診してください。

 

妊娠に伴う皮膚病変には、
1.「病気ではなく妊娠による生理的変化によって生じる現象」
2.「妊娠によって持病が悪化する場合」
3.「妊娠に特異的な疾患」
等に分かれます。

1.は乳輪やワキの下の色が黒くなる、肝斑等の色素沈着の増強。
エストロゲンの高い状態が続くことにより、
手のひらが赤くなったり、
くも状血管腫や唇にできる静脈湖(微小血管の局所的な拡張)ができたり、
痔や静脈瘤の悪化(血行状態の変化に加えて)
など血管拡張病変、
その他ホルモン変化による多毛、逆に脱毛等があります。

2.は膠原病、腫瘍性病変、アトピー性皮膚炎等の悪化です。
アトピー性皮膚炎の悪化は、たびたび遭遇します。
調査の報告の多くは、半数以上の方で妊娠で悪化することが多いようです*1。
悪化の原因としては、免疫状態の変化によるもの*2、
生理前に悪化する人が多いようにホルモン変化による影響、
妊娠中はエクリン汗腺の機能が亢進し、
汗の量が増えるといわれており、汗による悪化*3、
胎児の成長に伴い需要の高まる必要栄養素の不足によるもの、
妊娠によるさまざまなストレス等
さまざまな要因が関与していると考えられています。

そして最近では、もともとアトピー性皮膚炎のある方が
妊娠によって悪化するばかりでなく、
妊娠してはじめてアトピー性皮膚炎のような症状を
発症するケースもあるとされています。

このようにアトピーの既往のある方の悪化、
ない方の発症を含めて妊娠中のアトピー症状を
最近ではAtopic  eruption of pregnancy(AEP)
とまとめて呼んでいます。

 

3.は上記の表の疾患です。

 

このように妊娠中の皮膚トラブルは、さまざまな視点から
診察し診断が必要です。
そして妊娠中であることを考慮した治療
(妊娠中に投与可能な薬剤と量など)が必要です。
日本皮膚科学会皮膚科専門医にご相談ください。

 

*1.Cho S.Kim HJ et al. The influence of pregnancy and
enstruation on the deterioration of atopic dermatitis.
ann Dermatol 2010;22:180-5.
*2.Piccinni MP.T-cell cytokines in pregnancy.Am J Reprod Immunol 2002;47:289-94
*3.Kroumpouzos G et al.Deratoses of pregnancy.
J Acad Dermatol 2001;45:1-19
*4.妊娠に特異的な皮膚疾患.医学のあゆみ,238:801-2,2011.
*5.寺木祐一:妊娠とアトピー性皮膚炎.アレルギー63(2):147-154,2014.
*6.森 志朋ら:pruritic urticarial papules and plaques of pregnancy(PUPPP).周産期医学,41(6):719-723,2011

 

投稿日:2018年7月12日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

慢性じんましんの新たな治療薬「オマリズマブ(ゾレア®)」今後は皮膚科専門医のいるクリニックでも治療できる可能性が出てきました。

これまで喘息で使用していた「オマリズマブ(ゾレア®)」
慢性じんましんに適応拡大になり、その実際の効果安全性について
情報が多く出て参りました。
昨日、診療時間をはやめに切り上げさせていただき、
その勉強会に参加しました。

神戸大学大学院医学研究科内科系講座 講師の
福永 淳先生より
今度改訂されるじんましんの治療ガイドラインについてと新しい慢性じんましんの治療薬「オマリズマブ(ゾレア®)」についてご講演いただきました。

 

慢性じんましん(6週間以上続くもの)の約45%は
自己免疫性といわれ、
そのほかのほとんどが原因不明です。
でも何かの食べ物で出ていると言うことはまず考えられません。
急性じんましんとは異なります。
従って不必要な原因検索のためのアレルギー検査は
行わないのが原則ですが、未だに行われていることがあり
今回の慢性じんましんの治療ガイドラインの改訂版ではびしっと。
「原因検索のための検査はするべきではない!」と書かれます。
やみくもに不必要な検査(アレルギー検査など)が未だにされていることがよくあります。(ほかの疾患との鑑別が必要な場合には行うこともあります)

 

そして治療については
海外では
一般的な抗ヒスタミン薬が効かない場合には
4倍量まで増量しますが、
日本では現在2倍量まで増量が認められています。
それでも効かないない場合には、
薬の種類の変更や2剤併用を試みます。

それでも効かない場合には
海外では「ロイコトリエン受容体拮抗薬」での効果の
エビデンスが高いです。

そしてそれでも効かない場合には
ステロイドを投与しておりましたが、
長期投与は糖尿病、骨粗鬆症諸々の副作用が生じることがあるため
現在も1ヶ月以内の投与にとどめるように
されています。
そこで、今回新しく登場した
「オマリズマブ(ゾレア®)」が選択肢に加わりました。

この「オマリズマブ(ゾレア®)」の治療の適応となる人の目安は
上記の治療で無効で、
↓の「UCTスコア(Urticaria Control Test)」で
12未満の人が「オマリズマブ(ゾレア®)」を検討した方がよい
適応になります。

そんないい薬でたなら早く受けたい!
と思う方もいらっしゃると思いますが
まずは非常に費用が高いです。
月に1回皮下注射しますが、3割負担で1回の注射の自己負担額は
27,000円かかります。(高額医療費控除の対象にならない金額・・・)

この「オマリズマブ(ゾレア®)」の慢性じんましんに対する
実際の効果について、実際はどうなのか。
神戸大学での効果の評価は今のところは
おおよそ
9割の人で「効果あり」
6割の人で「かなり効果あり」後で述べるUCT6以下
3割の人で「治療を続けていれば皮疹はでない」
1割の人は「治療をやめても再燃しない」
という結果だそうです。
もちろん無効な例もあります。

ある程度「オマリズマブ(ゾレア®)」が効きやすい人の
じんましんのタイプも見えてきたようです。
その特徴は
①血液中の「IgE」が高い人
この薬の作用機序が「IgE」という免疫抗体が、
じんましんを引き起こすヒスタミンを放出する肥満細胞に
くっつかないようにして効果を発揮することに関連して
血液検査で「IgE」の高い(高値出なくと、正常より高い)場合に
奏効しやすいこと。
②血液中の「Dダイマー」が高い人
最近のトピックスとして、慢性じんましんが血液凝固反応に関与することについて
広島大より発表がありましたが、それに関連してやはり
血液検査にて「Dダイマー」の高い人
③自己血清皮内テストの陰性の人
すなわち自己免疫性のじんましんの人(自己血清皮内テスト陽性)
は無効か効いてくるのに12週間以上かかる反応の遅いタイプが多いとのことです。

 

この治療はまた指定機関病院でないと
受けられませんが、副作用も少なく
スタート時のアレルギー反応も少ないので
今後はクリニックでも行えるようになりそうです。
ただし日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医でなければ注射できません。
(専門医資格者の皮膚科医であればクリニックの医師紹介に、
必ずその旨を記載しておりますので
近隣でお探しの際はご確認のうえ受診されてください)
当院で行えるようになるまでは、近隣の病院へご紹介しております。
この治療の適応になるかどうかにつきましては
私の診察のうえ判断させていただいております。

 

 

 

 

投稿日:2018年6月22日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

皮膚の老化に対抗するためのサプリメント! のまとめ ~本日の講演内容から~

お肌にいいサプリメント。

なんとなーーくで選んでいないでしょうか。

本日薬剤師さん受けに講演をしてまいりますが
そのうちの一部を紹介します。

皮膚の老化に対抗するために
摂っておくとよいサプリメント。

皮膚の老化は外側からと体の中からと
襲われます💦

この内的要因にいかに対抗するかなのです。

この4つです。

まずは
老化の原因活性酸素を抑えるためのさび止め「抗酸化サプリメント」

この中でお断トツとった方がよいおすすめは
「ビタミンC」です。
1日2000mg-3000mgはとりたいですね。

でも消化の影響を受けやすいため、
「ビタミンC1000㎎配合」と書いてあっても、実際に吸収されるのはおよそ半量。

当院の「リポカプセルC」は1袋で1000mgがほぼ全量に近く吸収されます。(シナール27個分)
30包¥7,200
詳しくはこちら>>>

そして「レスベラトロール」
市販のものもありますが、私が調べた中では一番高濃度でお安いです。
60粒¥11,498
詳しくはこちら>>>

 

そして「水素」です。

水素は次の抗糖化作用もあります。

「抗糖化サプリメント」

「糖化」はさまざまな病気の原因や肌のハリの低下、シワやたるみの原因になることについてお話しました>>>

先ほどの抗酸化サプリメントも抗糖化に役立ちます。
そして「水素」です。
抗酸化作用と抗糖化作用の療法があります。>>>

 

そして「ビタミン、ミネラルの栄養素の補給」

例えば皮膚のコラーゲンは、壊して、作ってを繰り返していますが、その材料となるタンパク、鉄、ビタミンcが不足しているとコラーゲン産生が悪くなり、肌のハリの低下、しわ、たるみの原因となります。
その人によって欠乏しているビタミンやミネラルが異なりますので
それを血液検査から解析して
足らないものを補充します。

 

そして「ホルモン補充」

 

そして人間の体はおおよそ寿命を50歳として設計されていますので、
それ以降は急激にホルモンが低下し、さまざまなホルモンの低下による症状が出てきます。
女性が減るのは女性ホルモンだけではなく、
閉経頃には男性ホルモンのテストステロンも0に近くなります。
女性ホルモンのエストロゲンとともに
それらの減少は急激なシワ、たるみの原因となります。
更年期の不調の時期の5年程度のみ補充する
保険診療で行うホルモン補充療法は、合成ホルモン(薬)
のためその代謝産物に発がん性があり、長期投与はしないほうがよいと
されていますので、治療できるのは5年間までが目安です。
それに対してナチュラルホルモンは私たちの分泌している
ホルモンそのものと全く同じなため、有害な代謝産物はなく
発がん性はありません。
当院でも処方しております。

そして
最近話題のこれ「飲むコラーゲン」

以前はコラーゲンいあるロンさんを摂取しても効果がないとされいましたが、実は素晴らしい効果があったのです。
それらを摂取することで、摂取したコラーゲンが
直接肌に到達することはないですが、
コラーゲンを増やそうと働く因子が増えて
実際にお肌でコラーゲンが増えることがわかってきました。

当院でもさっそく導入いたしました(⋈◍>◡<◍)。✧♡

どろどろしたコラーゲンをくいっと飲みます(笑)

28本 ¥10,000(税別)

 

投稿日:2018年6月14日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, 美容・アンチエイジング

広島で開催されている日本皮膚科学会総会に参加しています!

全国の皮膚科医。とくに専門医はみーんな広島に来ています💦
といいますのは新制度が非常に厳しく
専門医資格を更新するには遠方でも学会に参加しないと
難しくなりまして!!
皮膚科専門医は学会参加で大忙しなのです。

この週末は神無月です!!広島に皮膚科専門医が集まっていますので・・・
皮膚科医いません!!
皆様皮膚病になりませんように💛

私もお休みをいただきまして
早朝飛行機で飛んで学会にきました。
そして日帰りします((+_+))

広島暑い・・・ジャケット脱いでます💦

この皮膚科の学会、今回から?4日間みっしり行われています・・・。
(そんなにお休みできません・・・)

今回もいろいろお伝えしたい情報たくさんありますが、

まずは帯状疱疹の予防のためのワクチンについて。

 

私も感じていましたが、
私が医者になった頃20年以上前にはこんなに帯状疱疹になる人・・・いませんでした。
やはり年々帯状疱疹に罹患する人が増加しているとのことです。
理由はわかりません。
特に50歳以上の方で増加。
帯状疱疹は、昔かかった水ぼうそうのウイルスが
体内で潜伏し、免疫力が低下するとまた元気になって皮膚に出てくる病気です。
痛みが残ってしまう帯状疱疹後神経痛が厄介な後遺症・・・。
高齢な人ほど痛みが残りやすいのです。

そこで最近では水ぼうそう(=帯状疱疹)のワクチンをうつことで
帯状疱疹を予防しようという治療が始まっています。

特に免疫力の低下する50歳以上で、このワクチンを打っておくことが
お勧めです。
ワクチンの効果は10年弱なので、追加のワクチンや、
一度帯状疱疹にかかったことのある方も、
またかかる可能性がありますので、しばらくたったら
ワクチンを打っておくといいですね。

 

当院でも行っています。

1回¥8,000

注射した患部が赤くなって腫れたり、熱が出たり
時々副反応がありますので、体調の良いときに
うけてくださいね。

 

投稿日:2018年6月2日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

第18回日本抗加齢医学会総会に来ました ご報告その2 「糖化」対策してますか?

今回の学会では「糖化ストレス」についての話題が目立ちました。
学会で私の「AGEs」を測定してくれました。

ふふふ
同年代ランキング100人中15人✌

糖化ストレスかなり少ないです💛
私の食生活を知るDrたちは
みんなびっくり(;゚Д゚)!???

AGEsは「糖化ストレス」を評価する指標です。
体内、皮膚のたんぱく質が食後の血糖値が高いと「糖化」し
糖化最終生成物(AGEs)となります。
このAGEsは血管の内皮に蓄積し動脈硬化の原因、
皮膚においてはコラーゲンが糖化によってハリ、弾力低下をきたします。
このように糖化は老化やさまざまな病気の原因となります。

*1より引用

 

最近ではこれをいかに予防するかが話題になっています。

*1より引用

 

私は糖質制限は全くしていなくて、
お昼ごはんはみんなでお弁当を頼んでいますが、私のごはんはスタッフさんの倍量(*´з`)
アルコールも(たくさん💦)飲みますし・・・

糖化しやすい食生活ですが、これほどAGEsが低いのは
サプリメントのおかげです。
抗糖化作用と抗酸化作用のある水素サプリメントを摂っていること。

酸化は糖化を促進させますので
その他にも
抗酸化作用の高い高吸収タイプのビタミンC
レスベラトロールも摂っています💛

 

間違いなくこれらのおかげです💛
★水素サプリメント 30粒¥9,200

★リポカプセルビタミンC 30包¥7,200
★高濃度レスベラトロール60粒¥11,498
(税別)

皆様も糖化ストレス対策してくださいね💛

*1.八木雅之:糖化ストレスによるリスク対策.Modern Physician38(4):373-376

 

投稿日:2018年5月29日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, 美容・アンチエイジング

第18回日本抗加齢医学会総会に来ました ご報告その1

この週末は大阪で開催されている
抗加齢学会に来ています。

美容皮膚科や美容外科ばかりでなく
内科や歯科、婦人科などアンチエイジング医療に携わる
すべての科の先生方が集まる学会です。
科を超えた知識を共有でき、とても勉強になります。

ランチョンセミナーでは、当院でも行っている
女性器のアンチエイジング治療について。
当院でも行っています>>>
当院の「プチレディー」についての効果についての論文紹介>>>

年だからしょうがない・・・
相談しにくい・・・
治療できるなんて知らなかった・・・
という方多いと多いと思います。
デリケートな悩みですので、治療についての情報が広まりにくいのです。
よって当院でこの治療をお受けになられるのは
長年当院に通われている気心の知れた患者様や知人の女医です(笑)
気になっている方、お気軽にご相談くださいね💛

そしてまたよさそうなもの
見つけてまいりました(⋈◍>◡<◍)。✧♡

ひときわオーラを放っていたこの商品!
「Collagen Lift Paris」
飲むコラーゲンです💛

以前はコラーゲンを食べても
その摂取したコラーゲンがお肌や関節に届くなんてことはなく、飲んでも無駄といわれていました。
もちろん摂取したコラーゲンがそのまま肌に沈着することはないのですが
最近では、コラーゲンを摂取すると、
コラーゲン中のペプチド成分が
全身のコラーゲン増生を増やす信号をだし、働きかけ、
実際に肌でもコラーゲンが増えるといことがわかり、
ガラッと一転、コラーゲンサプリメントの位置づけが変わりました。
コラーゲン摂取の効果についての報告>>>

このコラーゲンリフトのシワの改善や
お肌の潤い効果等については臨床試験で実証されています♪
(コラーゲンドリンクやコラーゲンサプリメントも色々ありますが
このようにきちんと効果について検証しているものは少ないです)

当院ではこの「コラーゲンリフト」を採用使用と思います💛
試飲して、資料をいさせていただいて、私が飲みたくなりました(笑)
お楽しみに♫♪

 

 

投稿日:2018年5月27日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, 美容・アンチエイジング

「乾癬」の方は乾癬でない人にくらべて糖尿病を発症するリスクが高い

以前より乾癬の患者は糖尿病をはじめとした
メタボリックシンドロームの合併が多いといわれています>>>

日本乾癬学会の調査では
乾癬患者さんでのメタボに関する疾患の合併率は、
脂質異常症(高脂血症)34.6%、高血圧症19.7%、
そして糖尿病が11.1%と報告されています。

今回
米国ペンシルベニア大学皮膚科からも
乾癬の患者の糖尿病のリスクに関する報告がされました。

この研究は、成人の乾癬の患者8,124人と
乾癬のない7万6,599人を約4年間前向き追跡調査した報告です。

その結果
2型糖尿病の発症率は、乾癬のない人では2.44%(1,867人)
に対し
乾癬患者では3.44%(280人)であった。
また軽症の乾癬患者(BSA(皮疹の面積による重症度)が2%以下)では21%、
重症の患者(BSA10%以上)では64%と高かった。

また乾癬の皮膚症状の面積が増えるごとに糖尿病のリスクも上昇しており
BSAが10%増えるごとに
2型糖尿病リスクは20%上昇しています。

これまでの研究では、
乾癬における「炎症」が
インスリン抵抗性(血糖値が上がってもインスリンが正常に働かない状態)
を引き起こすことや、乾癬と糖尿病には同じ遺伝子変異も認められているなどの
報告もあり両者の因果関係につき指摘しています。

*Marilyn T Wan et al:Psoriasis and the risk of diabetes :
A prospective population-based cohort study.,
Journal of the American Academy of Dermatology.;
pii:S090-9622(17)32616-6,2017

 

乾癬の重症度に糖尿病のリスクが関係することから、
治療をせず、炎症のある皮疹を置いておくことは
糖尿病のリスクを高めることになります。
治療により皮疹の面積を減らすことはこれらのリスクを
下げるために重要ですね。

 

投稿日:2018年2月19日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, 乾癬

爪のトラブル ~爪が薄い、弱い、割れやすい、剥がれやすいなど~

 

「二枚爪」(爪甲層状分裂症)

爪の表面がうろこ状にはがれてしまう症状。
爪は深層と浅層の、やや性質の異なる爪が融合して
一枚の爪を形成していますが、
その接着が悪いといわゆる二枚爪になって先端がはがれてしまいます。
乾燥する冬に症状がひどくなりやすいといわれ、
爪が乾燥するとなりやすくなります。
したがって、爪も保湿をして乾燥しないようにケアしましょう。

 

「爪が割れやすい」「爪が柔らかい」(爪甲軟化症)

爪甲が柔らかくて、薄い状態を言います。
爪甲が曲げやすく爪の先端が欠けやすいです。
生まれつき弱い人もいますが、
多汗症の影響で爪の水分量の増加や丈夫な爪を作るための
栄養が不足している場合に多いです。
たんぱく質、鉄、亜鉛などが欠乏していると、
丈夫な健康的な美しい爪が作られません。
爪が弱いと感じる方は、食事内容の見直しとサプリメントで補いましょう。

投稿日:2017年12月20日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

足の爪のトラブル ~巻き爪・陥入爪について~

爪のトラブルで多いのは「巻き爪」「陥入爪(かんにゅうそう)」

「巻き爪」で受診する方の大半は実は「深爪」が原因です。
爪の湾曲が強いために食い込む「陥入爪」であることよりも、
爪の端を切り込みすぎることによって
皮膚に食い込んでいるための
「陥入爪」の方のほうが多いです。

深爪が原因で食い込んでいる場合には、正しい爪の切り方の指導をします。

このように角が皮膚より1mm以上出るように残して切ってくださいね。


この正しい長さになるまでの間、
皮膚に爪が食い込まないようにテーピングをしていただきます。


爪の湾曲が強いための巻き爪・陥入爪は、
形状記憶されたワイヤーで爪を広げる処置が一般的ですが(保険適用外)、
爪の根本の骨の付着部の骨からすでに変形し、
爪が湾曲していることが多く、
このような爪の矯正は一時的な効果です。
繰り返し食い込んで傷めてしまう場合や、
バチ状に広い爪の場合には
手術で食い込む部分の爪の端を生えないようにする治療もあります。
(保険診療で手術を受けられます)

 

 

 

投稿日:2017年12月19日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング

冬の足の臭いにご用心( ˘ω˘ ) ぷ~~ん 

冬のこの時期意外と足の臭いのご相談が増えます。
足が蒸れやすくなる原因蒸れると臭ってしまう原因

足の臭いの原因成分は
主に「イソ吉草酸」「イソ吉草酸アルデヒド」
といわれています*1。
いわゆる「むせるような甘酸っぱい焦げた臭い」です。
皮脂や角質中の「ロイシン」というアミノ酸が、
皮膚の常在菌によって分解されて産生される成分です。
足が蒸れて高温多湿になると皮膚環境が変わり、
これらの臭いの成分が増えると考えられます。

パンプスよりもブーツにおいて、
特に菌数が増えるとも言えませんが、
ブーツのほうが高温多湿になるといわれていますので*2、
より臭いが出やすくなる可能性があります。

*1.植村 清美 他:新規足臭成分の探索,に保温味と匂学学会誌 vol.22 no3 433-436 2015
*2.川角 浩 他:婦人用ブーツの最近学的検討,日本未病システム学会雑誌 6(2):25-28,2000

 

足の蒸れや臭いを放置することで、起こりやすい症状

一番問題になるのは菌の繁殖。最も多いのは水虫です。
水虫は真菌というカビの感染ですので、湿気を好んで繁殖しやすくなります。
以前は夏場に多かったのですが、
最近はブーツを履くなどの靴環境も影響してか
冬場にも多くなりました。

 

足の蒸れや臭いを予防する上手な方法

靴の中の湿度と温度は、履いて5分後には急激に上昇します。
素足の場合と靴下をはいた場合とでは、湿度に差があり、
素足>ストッキング着用>靴下着用の順で多く湿潤します*3.
したがって素足でなく、靴下など何か一枚履くことがまずは蒸れの予防になります。

また足の発汗の量には個人差があります。
もともと多い方は制汗作用のある塗るタイプのケア用品を使用するのがお勧めですよ。

 *3.白井喜代子他:妊娠期の足部の衛生保持を目的に蒸れに着目した久都内環境,岡山県母性衛生(23):41-42,2007

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿日:2017年12月18日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング