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カテゴリ:アトピー性皮膚炎

 

メタボリックスキンシンドローム ~メタボリックシンドロームとアトピー性皮膚炎、そして腸内フローラの乱れ(dysbiosis)~

近年肥満やメタボリックシンドロームと
関連した皮膚疾患がしられるようになり
メタボリックスキンシンドローム」と提唱されています。
今ではアトピー性皮膚炎は、皮膚のみに問題がある疾患ではなく、
全身性の臓器が関連する慢性炎症性疾患
と考えるべきといわれています。
皮膚のみをコントロールするのではなく、
全身性に管理する必要性があります

アトピー性皮膚炎と
肥満や脂肪肝、心疾患、脳卒中、糖尿病など
メタボリックシンンドローム近縁の疾患との関連性に
ついての報告がありますので紹介します。

 

まずはアトピー性皮膚炎の方の食生活習慣の傾向について。
大阪大学およびその関連施設における調査によると*1、
「なんらかの皮膚疾患のある患者262人において、
アトピー性皮膚炎の患者では、そうでない患者に比べて
朝食を摂る頻度が少ない一方で、夜食を摂る頻度が
多かった。また食事時間が不規則な傾向を認めた。」
とのことです。
食生活習慣の影響はありそうですね。
朝食を摂ることについては賛否両論ありますが、
傾向として、アトピー性皮膚炎の方ではとらない
方が多いのは興味のあるところです。

また、
過去に食物アレルギーと診断されたこと
がある人がアトピー性皮膚炎の患者では約31.1%

アトピーではない方では9.2%とあります。
アトピー性皮膚炎の発症、悪化、現在の症状との関連は
分かりませんが、
何らかの関連があることが示唆されます。
免疫機能を整える腸でのバリア機能が壊れることにより、
食物抗原が侵入してアレルギー反応を起こす遅延型フード
アレルギーとの関連が議論されている中で、
非常に興味深いデータです。
腸内(腸内細菌)の乱れ(dysbiosis)と
アレルギー性疾患、食物アレルギー、アトピー性皮膚炎
との関係については以前に述べました。>>>

 

肥満とアトピー性皮膚炎
肥満は炎症を引き起こすTNF-α、IL-6などの
炎症性サイトカインや
炎症を抑えるアディポカインの発現量に影響する
ことから、アトピー性皮膚炎の病勢に関与しても
おかしくはないと考えます。
現にこのアデポカインがアトピー性皮膚炎の患者に
おいて、アレルギーの指標であるIgEの値に有意に
負の相関を示したという報告もあり*1、
今後肥満との関連のさらに明らかとなっていくもの
と思われますが、現時点では、
肥満とアトピー性皮膚炎とは関連があるという
報告もありますが*2*3、関連がないという報告もあり*4
まだ議論されるところです。
ただし肥満そのものとの関連はまだ結論がついて
いないものの、メタボリックシンドロームの症状でもある
心疾患や糖尿病、脂質代謝異常(高脂血症など)、
高血圧そして脂肪肝などとの関連に関する報告は多くあり
*5、
前回述べた乾癬と同様に>>>
皮膚のみを管理するのではなく、
アトピー性皮膚炎の悪化を防ぐためのみならず、
全身的な管理、肥満対策(日本人においては必ずしも
外観が太っているとは限りません)、
そして肥満にも食物アレルギーにも関係する
腸内フローラ管理を行うことは重要と考えます。

これからは「変わる皮膚科診療」
「皮膚のみを診てもらっていても治らない!」です。

 

*1.室田浩之ら:メタボリックシンドロームと
アトピー性皮膚炎:皮膚アレルギーフロンティア
vol.13.no1.2015 25-27
*2.J L Cilverberg et al: Association between atopic
dermatitis and obesity in adulthood. The British
journal of dermatology.2012 Mar;166(3)498-504
*3.Jpnathan L Silverberg et al:Central obesity and
high blood pressure in pediatric patients withatopic
dermatitis. JAMA dermatology.2015 ;151(2);144-52
*4.Darlenski R et al:Clin Dermatol 32:409-413,2014
*5.Jonathan L Silverberg et al:Eczema and
cardiovascular risk factors in 2 US adult population
studies. The Journal of allergy and clinical immunology.
2015 135(3);721

投稿日:2015年6月29日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, アトピー性皮膚炎

「メタボリックスキンシンドローム」~メタボリックシンドロームと皮膚疾患~

近年は「肥満」は「慢性の炎症」といわれるように
なりました。

img167

 

肥満からはじまるメタボリックシンドロームは高脂血症や糖尿病、動脈硬化、心疾患のみならず、
アレルギーや自己免疫疾患の原因になります
そして、さまざまな皮膚疾患も、
肥満、メタボリックシンドロームとの関係が
明らかとなり、
メタボリックスキンシンドローム」といわれるようにも
なりました。
そしてそのメタボリックシンドロームは
腸内細菌叢(腸内フローラ)とも密接に関与し、
さらには皮膚疾患もこれらと関係してしていることが
明らかとなっています。

「アトピー性皮膚炎がある」
「乾癬がある」
「花粉症になった」



皮膚疾患がある人、
皮膚疾患になった人、
アレルギー体質の人、
アレルギー体質になった人!
は、メタボリックシンドローム、肥満
そして腸内細菌(腸内フローラ)を改善せよ!
という時代です!

これらの関係について
しばらく連載していきたいと思います。

 

 

投稿日:2015年6月26日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, アトピー性皮膚炎, 乾癬

変わる皮膚科診療 ~皮膚だけを診るのでは治らない!~

これまでの皮膚科の治療は、
皮膚局所を治すことに専念されていました。
ニキビ抗生物質で増えた菌を減らす
アトピー性皮膚炎できた湿疹を塗り薬で抑える
乾癬発疹を抑える塗り薬や内服薬、注射

生じてしまったあくまで「結果」を治す治療に
すぎません。

これは現在の保険診療の中心的な治療内容になります。

 

当院では、生じてしまった症状を治すだけでなく、
その根本にある、病気の素因を追及して、
症状の出にくい体作りを目指しています。
皮膚は体の中のことを反映します。
皮膚症状があるからには、何か体の不調がある。
そう考えています。
「皮膚は内臓の鏡です」>>>

 

そしてもう一つ。
その生じた皮膚疾患が、とくに慢性化した場合には、
「その後なりやすい、さらなる疾患」があります。
それを予防する必要があります。
当院ではそこもケアしたいのです。

 

最近ようやく、その必要性について
保険診療医にも知る機会が多くなりました。
先日保険診療医に配布された、皮膚科の情報誌です。
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その中では、肥満やメタボリックシンドロームと
皮膚疾患、腸内細菌と皮膚疾患など
皮膚症状に関連した周辺の体の中のケアを
行わないと、病気の悪化、悪循環、
そして更なる病気の惹起の注意まで書かれています。

この中で
高知大学医学部皮膚科学講座教授の
佐野栄紀先生は
img160

とおっしゃり、

「ライフスタイルによって皮膚病は大きく変わると実感されます。
特に皮膚病そのものの種類が変わっており、
その背景を科学的に解き明かすことが求められます。」

「腸内細菌叢についても、アトピー患者に乳酸菌を
摂らせるプロバイオティクスの話題も出てきました。」

「乾癬などは肥満と炎症で機序が説明できる
皮膚疾患の一つ。
腸内細菌叢によっても大きく変わるようですから、
便を調べてみるのも面白いかもしれない。」

(当院ではこれはすべてすでに実施しています。)

 

千葉大学大学院医学研究院皮膚科学准教授の
神戸直智先生は、
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とおしゃっています。

 

 

トップレベルの医療では、
日本でもこのような方向性ですが、
まだまだみなさんが遭遇する医療現場では、
お粗末なケアです。

 

病気の素因の改善や更なる悪循環を回避するケア、
そして持病による将来的な病気の予防の対策においては、
保険診療では賄うことができないため、そのことを
知っていても、患者様に実際に医療として提供できていない。
それが日本医療の保険診療の現実です。

 

この私のブログでは、
医療のトップではトピックスになっていながら、
エンドの皆様になぜか届かない
最新医療情報をお届けしています。

一緒に勉強してまいりましょう(^^)/

 

投稿日:2015年6月25日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, 健康情報・アンチエイジング, アトピー性皮膚炎, 乾癬

アトピー性皮膚炎などの「湿疹」をもっている人は心疾患のリスクファクターが増加する

アトピー性皮膚炎に限らず、
慢性の炎症を伴う疾患は、心疾患、脳卒中などの
リスクが高くなることについては、これまでにも
多くの報告があります。

当院では、アトピー性皮膚炎、乾癬などの
慢性炎症性疾患の方には、そのような将来的なリスクを
予防するための、食生活指導、およびサプリメントにて
ケアしています。

アトピー性皮膚炎などの「湿疹」を保有している
成人において、心臓疾患のリスクファクターが高くなる
という報告が米国ノースウェスタン大学よりまたありました。

*Jonathan l Silverberg et al;Eczema and cardiovascular
risk factors in 2 US adult population studies.
The Journal of allergy and clinical immunology.2015 Jan

米国で18歳から85歳の6万1000人について調査しています。
湿疹性病変を伴っている(アトピー性皮膚炎など)成人に
おいては、喫煙率や飲酒の習慣率が高かった
さらには喫煙と飲酒をする患者では、湿疹病変のないもの
よりも、肥満率が高く運動しない傾向があったとのことです。
運動による熱や汗がかゆみを悪化させるため、運動が困難
になっているのではないかと考察されています。
この喫煙と飲酒、運動についての因子を調整しても、
アトピー性皮膚炎では心疾患や脳卒中のリスクとの関係が
認められたそうです。
湿疹のない人に比べて、重度の肥満である率は54%高く
高血圧の有病率は48%脂質異常症(血液)の有病率は
約3割高かったとのことです。
さらには糖尿病の予備軍や糖尿病との有意な関連
認められたそうです。

 

このようなことはアトピー性皮膚炎に限りません。
慢性的な炎症が
起こっていると、糖尿病や動脈硬化、
心筋梗塞・狭心症
などの心臓疾患のリスクが高くなると
いわれています。

したがって、炎症のない健康な皮膚を保つことは、
全身の健康を維持するためにも重要です。
お薬を使うべき症状にはきちんとお薬を使用して炎症を
早く沈めることは大切です。適切なお薬を使用せずに、
だらだらと皮膚炎を長引かせていることは上記のリスクを
高めるのは言うまでもありません。
皮膚症状が慢性化しないようなスキンケア、そして
必要栄養素の不足は健康な皮膚の維持や皮膚疾患の悪化に
直結しますので、食生活習慣の改善は大きく役立ちます。
また慢性疾患をお持ちの方は、それにより発症リスクの
高まる病気を予防するためのサプリメントもございます。
一時の症状にとらわれず、長期的な視点での治療が
今後は重要となってきます。

これらを考慮した当院のサプリメントをお試しください。
本来体が持っている自然治癒力を高め、炎症を鎮める
サプリメントや、上記の発症リスクを抑えるための
サプリメントなどがバランスよく配合されています。

* アトピーケアセット(プチ) 30包 ¥8,250(税別)
* アトピーケアセット(スペシャル) 30包 ¥14,530(税別)

 

 

投稿日:2015年2月6日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎にビタミンDが有用であるという報告が続いています

以前にアトピー性皮膚炎の方では、
ビタミンDが欠乏しているという報告について
書かせていただきました。>>>

そして実際にビタミンDを補充すると
症状が改善するという報告が多数でています。

冬に悪化する小児のアトピー性皮膚炎にビタミンD
が有用
*Carlos A Camargo et al.:Randomized trial of
vitamin D supplementation for winter-related
atopic dermatitis in children.The Journal of allergy
and climical immunology.2014 Oct 134(4)831-835

ビタミンDの補充は、アトピー性皮膚炎の症状の
改善に有用
*Samochocki Z et al.:Vitamin D effects in atopic
dermatitis. Journal of the American Academy of
Dermatology.2013 Aug;69(2);238-44

 

当院でも花粉症、じんましん、アトピー性皮膚炎
などの治療に使用しています。

★ ビタミンD3+ サプリメント 
60粒 ¥2,192

 

<ビタミンD豆知識>
ビタミンDはあんこうの肝、鮭、しらす、
数の子、すじこ、いくら、きくらげ、干ししいたけ
などに多く含まれています。
食事から摂取されたプロビタミンDは、
皮膚で紫外線をあびることでビタミンDに合成されます。
そして肝臓や腎臓で活性化されて、利用できる活性型
ビタミンDになります。
動物性由来のビタミンD3は、コレステロールが材料と
なるため、エネルギー源が充分ないと
ビタミンDの合成はすすみません。

 

ービタミンDの働きー

・Ca(カルシウム)の代謝や骨量の維持
→骨粗鬆症の治療、高血圧の治療

・インスリン、カルシトニン、PHTなど
ペプチドホルモンの分泌に影響
→高血圧や糖尿病の治療

・表皮細胞の角化を正常化する
→アトピー性皮膚炎、乾癬の改善

・免疫の調節→アレルギー反応を整える

・小腸の絨毛細胞の分化、伸長
→遅延型フードアレルギーの治療
など重要です

 

★ ビタミンD3+ サプリメント 
60粒 ¥2,192

 

 

投稿日:2015年1月24日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

生後すぐからの保湿ケアはアトピー性皮膚炎を予防!

国立成育医療研究センター生体防御系内科部
アレルギー科医長の大矢幸弘先生他より
新生児期からの保湿剤の塗布により、
アトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上
低下するという発表がありました。
*Kenta Horimukai, Yukihiro Ohya et al:
Application of moisturizer to neonates prevents
development of atopic dermatitis.
Journal of Allergy and Clinical Immunology
;vol.134:824-830

両親もしくは兄弟にアトピー性皮膚炎の既往歴があり、
アトピー性皮膚炎の発症リスクの高い新生児118人を
対象に、保湿剤の2e[ドゥーエ]を1日1回毎日、
生後1週間から32週にわたり、
全身に塗布するように指導した群(59人)と
乾燥した局所のみワセリンを塗布した群(59人)で、
アトピー性皮膚炎の累積発症率を比較しています。
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32週間におけるアトピー性皮膚炎(4週間以上続く
かゆみや湿疹などの皮膚症状と定義)の発症者数は、
2e(ドゥーエ)で連日保湿ケアをしていた群が19人、
乾燥部位のみワセリンを塗布していた群28人となり、
全身の保湿ケアを行っていた群が、有意に長い期間
アトピー性皮膚炎を発症していないことが明らかに
なりました。

また、卵白とオボムコイドについての
血清IgE抗体価(アレルギー検査)を測定しましたが、
両者に有意差は認められなかったそうです。

そこで、アトピー性皮膚炎もしくは湿疹を生じた
患児43人と、湿疹はなくアトピー性皮膚炎を来して
いない患者49人において、卵白とオボムコイドの
血清IgE抗体価を比較したところ、
皮膚症状のある患者の大部分が有意に高い値を
示しました。
これらの結果から、湿疹やアトピー性皮膚炎を
発症した新生児では卵白抗原の感作が多い、
すなわち
卵白アレルギーになりやすいということが
示された
ことになります。

*オボムコイドとは、加熱してもアレルギーを起こす
性質を失わない卵たんぱくのこと。

 

以上のことから、
新生児において毎日の保湿剤の使用が、
アトピー性皮膚炎や湿疹発症のリスクを減らすこと。
さらには、これら症状の発症を防ぐことが、
アレルギーを獲得してしまうリスクを
減らす可能性があると述べられています。

 

このように、生後すぐからのスキンケアが、
アトピー性皮膚炎を予防するという報告は他にも
あります。

入浴剤での保湿ケアも有効なようです。
*B K Kvenshagen,K-H Carlsen et al:
Can early skin care normalise dry skin and possibly
prevent atopic eczema?A pilot study in young infants.
Allergologia et immunopathologia.2014 sep
ノルウェーの乳児を対象とした検討において、
早期のスキンケアが皮膚を正常化して、乾燥を防ぎ、
アトピー性皮膚炎の予防にもつながる可能性が
示唆されています。
この論文では軟膏の塗布による保湿や、オイル浴にて
スキンケアを行った結果です。

 

新生児のみでなく、乳幼児期や小児期、もちろん
成人においてもに保湿スキンケアを行うことは、
さまざまなアレルギーの獲得のリスクを軽減すると
言えます。
また、ピーナッツオイルが含有された皮膚保護剤
の使用により、海外ではピーナッツアレルギーに
なってしまった子供たちが多かったこと。
また日本においても茶のしずく石鹸に含有されていた
小麦加水分解物により、使用していた方が重篤な
小麦アレルギーを生じた件は、大きな社会問題と
なりました。
ご存じな方も多いのではないでしょうか。
オーガニックや高品質なものが、アレルギーについては
必ずしも安全とは限りません。
先ほど使用されていた2e(ドゥーエ)ミルキーローショ
ンのように、
アレルギーを起こしにくいと、
安全性が確認できて
いるものをご使用いただくことを
おすすめいたします。

 

<当院おすすめの保湿ケア用品>
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こちらが今回使用されていた保湿液です。

 

 

 

 

 

 

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コラーシュメディパワー 保湿入浴剤
¥3,240

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿日:2014年12月21日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎, 小児皮膚科

アトピー性皮膚炎とビタミンD欠乏との関連があることが示されました

ビタミンDは、カルシウムや骨の代謝に不可欠な
ビタミンとして知られていますが、そのほかにも
細菌やウイルスに対する免疫を高めたり、
逆に炎症を引き起こす炎症性サイトカインを
抑制して、アレルギーの症状を和らげ、
免疫を整える作用があります。
*Liu PT,Stenger S,Li H,et al,Too-like leceptor
triggering of a vitamin D-mediated human
antimicrobaial response. Science 2006;311:1770-3

したがって、ビタミンDは、アトピー性皮膚炎や
花粉症、アレルギー性鼻炎などの治療に用いて
います。

今回韓国において、2008年から2010年の国民健康
栄養調査に参加した19歳以上の1万5,212人のデータを
分析したところ、アトピー性皮膚炎と診断されている
人が、ADと診断されていない人よりも有意に
ビタミンDの血中濃度(25(OH)D値)が低かったという
データが発表されました。
ビタミンDが不足している人には、アトピー性皮膚炎が
多くみられ、ビタミンD値が十分な人と比べて、
約1.5倍も多いという結果でした。
他の喘息や、アレルギー鼻炎でははっきりしなかった
ようです。

*Hui Mei Cheng,Sunmi Kim,Gyeong-Hun Park,Sung Eun
Chang et al.:The Journal of Allergy and Clinical
Immunology.2014 Apr;133(4)1048-55

ビタミンDをとるには、
①食事から摂取する
植物由来のビタミンⅮと動物由来のビタミンDを。
干ししいたけ、あんこうの肝、鮭、魚卵など

②紫外線をあびて、自分自身の皮膚でビタミンDを作る。

③サプリメントで補充する
食事からのみではビタミンDは十分摂取できません。
サプリメントで補充することをお勧めします。
活性型ビタミンDではなく、25-(oH)VD3を選びましょう!
生体のホメオスタシスに影響せず、効果的に期待できます。

 

必要栄養素が不足していることにより、
さまざまな体の機能に影響し、症状がでる病気は
たくさんあります。
理論的に考えても、その不足を補わずに、
薬で症状を抑えても、それは治っているわけではなく
あくまで一時的に抑え込んでいるだけであることは
わかりますよね。
サプリメントによる栄養療法は、この不足を
補い、正常な体の機能へ戻す治療です。

人の食生活習慣は、なかなか変えられませんし、
最適値を食事のみで補うのは、現代の食生活においては
もはや不可能だと言われています。
そして、より必要な栄養素の種類や量は、
その方の体質、年齢、性別などによって異なります。

闇雲にのんでもダメ(*ノωノ)

ご相談くださいね♪

 

ビタミンD3 60粒 1日2-3粒¥2,192
当院のビタミンD3は、肝臓で代謝されることで
25-(OH)VDに変換され、長く作用します。
また酸化から保護するビタミンE、βカロテン、
αカロテン、そしてアレルギーを抑える
EPA、DHAも配合!

 

 

投稿日:2014年12月16日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎にドコサヘキサエン酸(DHA)が有効

先日、アトピー性皮膚炎モデルマウスの実験において、
ドコサヘキサエン酸(DHA)が有効であるという報告
がありました。
*Han SC,et al.J Invest Dermatol.2014 Nov 18

 

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n-3系の油:亜麻仁油、いわしやさんまの魚油、えごま油、しそ油など

n-6系の油:コーン油、ひまわり油、紅花油、大豆油、ごま油など

 

 

以前にこのn-6系の油の過剰摂取により、
動脈硬化、心筋梗塞、癌、アレルギー疾患などの
生活習慣病と関係していることについて
お話いたしました。
n-3(EPA)/n-6(アラキドン酸)比が0.8以上が理想的です。

そしてこのn-3系の脂肪酸からできる
EPAやDHAは炎症やアレルギーを抑えることが
わかっており、当院でもアトピー性皮膚炎や
乾癬などの慢性皮膚疾患の治療に、EPAとDHAを使用
しています。

EPAやDHAへ変換する酵素は弱いため、n-3系の油を
摂取してもごく微量しかEPAやDHAにはなりません。
したがってEPAやDHAを直接をとったほうがよいです。

 

当院のサプリメント EPAにはEPAの半量のDHAも配合
しています。

今回の報告のように、
薬を塗ったり飲んだりして、症状を抑えるばかり
ではなく、食生活の改善や食品である サプリメントで
必要栄養素を補充して、私たちの体の中のシステムを
整えて、症状を改善させる治療が、今後は進んでいくと
考えられます。
体に優しく、安心で安全な治療へ。
お薬に頼らない治療方法へ。

 

慢性皮膚疾患の方におすすめ
EPAサプリメント 60粒 (1日2-3粒)¥4,250

副作用はありません。
妊娠授乳中でも服用できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿日:2014年12月15日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の子供達におけるDEHP(プラスチック可塑剤)との関連について

2014.8月のBritish Journal of dermatology誌
オンライン版に
アトピー性皮膚炎の子供へのフタル酸ジ-エチル
ヘキシル(DEHP)との影響についての報告が
ありました。
韓国の3~6歳児を対象に、尿サンプルを集めて
DEHPの値を測定し、評価しています。
結果3歳児においてアトピー性皮膚炎のリスクの増加
との関連が示唆されています。

*W J Choi, et al.B:Potential nonmonotonous
association between di(2-ethylhexyl)phthalate
(DEHP)exposure and atopic dermatitis in Korean
children.Br J Dermatol.2014.Mar 10

このDEHPはポリ塩化ビニルを主体としたプラスチック
を柔らかくするための可塑剤として使用されています。
DEHPの一部については、胎児や乳幼児が多量の暴露を
受けたときの毒性、 特に生殖発生毒性が疑われたた
め、日本では 2002 年(平成 14 年)8 月、食品衛生法
に基 づくおもちゃの規格基準の改正によって、乳幼児
が接触することによりその健康を損なうおそれがある
ものとして厚生労働省が指定するおもちゃには、DEHP
を原材料として用いたポリ塩化ビニルを主成分とする
合成樹脂の使用を禁止し、
また、油脂または脂肪性食品を含有する食品に接する
器具・容器包装についても DEHP を原材料として用い
たポリ塩化ビニルを主成分とする合成樹脂の使用を
原則禁止しています。

ですが2002年以前には使用されていましたし、
各国によって規制は異なるため輸入品については
今もなお注意が必要です。

食品容器に関しては、これらの化学物質は油性の食品に
接触していると溶けて染み込む可能性が高いといわれて
います。
DEHPについては規制がかかっているものの、化学物質
の暴露はこれにとどまりません。
有害なものが子供達の体に極力入らないように
してあげたいものです。
できあいのお惣菜をレンジでチン、そうでなくても
長時間プラスチック容器に入れたものをいただくと
類似の化学物質が食品に移行してしまうリスクが
あるということになります。
本来アトピー性皮膚炎は遺伝性のものとされてきま
したが、近年増加傾向にあり、家族歴もはっきりしない
方が増えています。
このような化学物質がアトピー性皮膚炎やアレルギー
疾患、その他の病気の発症のリスクの要因に関与して
いる可能性は納得できます。

お子様に限らず、私たちも健康のために、
気をつけていきたいものですね。

 

 

投稿日:2014年8月24日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

出生前後にプロバイオティクスを取り入れておくと、アトピー性皮膚炎を予防できる可能性が期待できるという報告があります

アトピー性皮膚炎の多くは遺伝性があり、
お子様も同じような体質が遺伝してしまうのを
心配されるお母様は大勢いらっしゃいます。
家系的にアトピー性皮膚炎の方がいらっしゃらなく
ても、アレルギーの多い現代においては
アレルギー体質にならないように予防したい
ものです。

以前より腸内細菌とアレルギー疾患との関連が
示唆されていますが、子供は母親からの腸内細菌叢を
受け継ぎやすく、また幼少時期の食生活により
そのバランスは決まってしまい、生涯変えることが
難しいといわれています。

そこで出生前と生まれてからプロバイオティクス
(善玉菌)を投与することで、
腸内の善玉菌を増やし、
アレルギーやアトピー性
皮膚炎を予防する試みを
当院でも行っております。

それがやはり有効であるといえるというまとめの報告が
でています。
*「Probiotics and primary prevention of atopic
dermatitis:a meta-analysis of randomized controlled
studies 」
Panduru M,et al.J Eur Acad Dermatol Venereol.
2014

Apr 4.

それによると、メタ解析の結果、アレルギーのリスク
のある人たちと一般集団に、出生前後にプロバイオティ
クスを与えたところ、近年増加傾向にあるアトピー性
皮膚炎であるが、発症を予防することが明らかであり、
また出生後のみでは差がみられず、出生前にも投与
することの有効性が有意であったとのことです。

当院ではこのプロバイオティクスとして
ラクトフェリンを主成分とした「バイオラクト」を
処方しています。
プロバイオティクスとしての有胞子性乳酸菌は胞子を
形成し、耐熱性、耐酸性にも優れ、腸内で発芽増殖します。
善玉菌の増加させて腸内細菌叢を整えるのに有効です。
妊婦の時期にお母様に摂取していただくことと、
産後は錠剤をつぶして乳頭部につけたり指につけて
赤ちゃんになめさせます。
幼児期にはあまり嫌な味もないのでお菓子感覚で
食べられる錠剤です。

アレルギーの家系の方やアレルギーの心配の方は
ぜひお試しください♪

「バイオラクト」20錠 ¥1,080

投稿日:2014年8月20日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎