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カテゴリ:アトピー性皮膚炎

 

アトピー性皮膚炎と汗 <その2>保湿剤による角質水分量上昇効果と保湿剤による相違  ワセリン系基剤では逆に低下!!ステロイド外用剤もクリームを推奨。

アトピー性皮膚炎の方の皮膚では、
安静時の皮膚での発汗が低下しており
肌の乾燥、皮膚炎の原因になっている可能性について
ご説明しました。>>>

*「発汗障害から考えるアトピー性皮膚炎の病態とその対策」
杏林大学皮膚科学教室 下田由莉江先生

「保湿剤のこんな使い方しっていますか?」
川崎医科大学付属川崎病院 青山裕美先生

のご講演内容の続きです。

 

安静時の不感蒸泄を増やすことができれば
アトピー性皮膚炎の症状を改善または症状を予防できる
可能性があります。

 

まずは生活の中で必要な発汗を増やす方法ですが、
汗をかくようにするとよいのですが、
保湿に良質な汗をかくには、
皮膚体温が高い状態ですと
皮溝からの肌を湿潤させるのに必要とする汗のほうは
出にくいので
サウナなどよりも、
足浴での方が皮溝からの汗は増えるそうです。

Men In A Sauna

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そして保湿剤の塗付は、肌のきめを整えて、安静時の発汗を増加させて肌にうるおいを与えます。

ただし、この発汗を増加させる作用は、
保湿剤によって異なります!

今回の発表では「ヒルドイドクリーム」においてもっとも
発汗の増加と角質水分量の増加が認められました。
ヒルドイドはソフト軟膏やローションもありますが
この「クリーム」がいいそうです。
しかも白くなるほどたっぷり塗った場合の方が改善度が
よいという結果でした

そして驚くことに、
ステロイド軟膏の外用ではキメの改善はみられますが、
角質水分量に関係する皮溝からの発汗の改善はみられず、
角質水分量は改善しません。すなわち保湿効果はありません。
したがって使用する際は保湿剤との併用が必要です。

またワセリンにおいてはキメの改善もみられず、
さらにはその発汗は低下するという結果でした!

したがって、川崎医科大学ではステロイド外用剤も
軟膏はワセリン基剤のため、
クリーム基剤を使用するように変更しているとのことです。

 

皮膚の保湿のためにしているスキンケアや化粧品も
その成分によっては、塗ったそのときには
しっとりと保湿されたように感じても

ワセリン系(プロペト、サンホワイトなど)のものは
結果的に乾燥しやすい肌にしてしまうことになります。

 

以前にご紹介したように、
アトピー性皮膚炎の方で汗が出ない原因として、
真皮層で漏れ出てしまうことと、もう一つ
汗の出口がふさがってしまっていることが考えられている
とお話ししました。>>>
ワセリンのような油分の多い濃厚な基剤のものを使用していると
詰まる原因になる可能性がありますね。

 

低アレルギー性で低刺激であると思って
ご使用いただいている保湿剤や化粧品においても、
成分にによってはかえって乾燥しやすい肌にしてしまうものもある
ということになりますので、
その成分、特に基剤を見直す必要がありますね。

 

 

 

 

 

 

 

投稿日:2016年6月7日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎と汗 <その1>皮膚の保湿のための汗がでていない

先週末は、京都で開催された日本皮膚科学会総会に
行ってまいりました。

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今回もっとも興味深かったのは
アトピー性皮膚炎と発汗の話題です。

以前よりアトピー性皮膚炎の皮膚では汗をかきにくい、
汗をかくときに異常にかゆみが生じることは
知られていました。

*「発汗障害から考えるアトピー性皮膚炎の病態とその対策」
杏林大学皮膚科学教室 下田由莉江先生

「保湿剤のこんな使い方しっていますか?」
川崎医科大学付属川崎病院 青山裕美先生

よりお話しを伺いました。

私たちのかく汗には大きくわけて2種類あります。
運動したりしたときにかく汗と
特に何もしていない状態で知らず知らずの間にかいている
汗です。
皮膚の保湿すなわ角質水分量をあげて
うるおいのある肌に保つために必要なのは、この
後者の汗すなわち皮膚からの不感蒸泄の汗です。

アトピー性皮膚炎の方ではこの不感蒸泄の汗が少なく
肌が乾燥し、皮膚炎になりやすいのではないか?いや
そうでもない。と議論がありましたが最近では
やはり発汗低下があるという結論になっています。

 

手のひらや足の裏の発汗は皮膚のキメ(皮膚紋理)の
皮丘と呼ばれる部分からの発汗です。
giraffe fell fur

 

それに対して体の大半の汗は
安静時(不感蒸泄)の汗は皮溝からのみで、
この汗が角質水分量に関係し、皮膚を保湿する汗と言われています。

giraffe fell fur

 

温熱負荷時に体温を下げるために出る汗は、
皮丘と皮溝の両方から出ます。
giraffe fell fur

 

アトピー性皮膚炎の方の皮膚では、
キメ(皮膚紋理)が乱れ、
この安静時の皮溝からの汗が低下しており、
皮膚が乾燥しやすいです。
また温熱負荷時にも体温を下げるための汗が少ないため
うつ熱しやすい傾向があるようです。

Giraffe wild brown marking

 

そして膝の裏側や肘の内側のみなど、
患部が限定している初期のアトピー性皮膚炎では、
皮疹のある部位も、無い部位もともに
皮溝からの、角質水分量に関係する汗は減少し、
その代償性と考えられる皮丘からの発汗が増えているそうです。
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それに対して、全身に皮疹があるような
進行したしたアトピー性皮膚炎では、
皮溝からの汗の減少はもちろんのこと、
その代償性の皮丘からの発汗もなくなってしまっているそうです。
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そのことからどうやら、皮膚症状に先行して
皮膚からの発汗の減少があるということが
分かってきました。

 

また、アトピー性皮膚炎の方では、汗でかゆくなることは
よくあります。

stockfoto_44784426_XS
でも、
実は汗は出ないのに、汗をかきそうになるとかゆい
ということがあるようなのです。

それは汗の腺で作られた汗が、
皮膚表面へ出ずに、真皮で漏れ出ていることがわかりました。

Anatomía de la piel

そのため、角質水分量をあげる保湿作用のある皮溝からの
汗は減少し、また真皮層でもれでた汗が刺激になり、
汗はでないのに汗が出そうな時にかゆい!
となるのです。

 

この皮膚症状に先行する汗とくに皮溝からの汗の減少を
改善できれば皮膚炎を予防できますね。

では、どうしたら潤った皮膚にするために必要な
汗が出るようになるのか
その方法について次回お話しします。

 

 

 

 

 

 

 

投稿日:2016年6月6日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

毛染めによる皮膚障害に対する注意喚起

厚生労働省より
毛染めによる皮膚障害について
注意喚起がだされました>>>

近年毛染めでの皮膚障害が増加していることについて
昨年の夏に私もこのブログで取り上げました>>>

染めるときに毎回セルフチェック(オープンパッチテス
ト)を行うことが推奨されています。
ですがまずそんなことはすることは現実的に難しいと思います。
その方法は、薬液を皮膚に塗って(絆創膏で覆うことなく
openのまま)48時間後に判定します。
美容室で染める場合は毎回自分で行く前にやるのでしょうか(*_*)・・・。
そして心配なのは、オープンパッチテストとはいえ
そんなに頻回に行うと、かえってその行為によって感作
され、アレルギーを獲得するリスクが増える心配も考えられます。
まだまだこの辺りは議論されるべきです。

昨年の夏に、このブログで毛染めのアレルギーが増加して
いることについて、そして対処法についてご紹介したため
毛染めによる皮膚障害の疑いの方が当院へ、
多く受診されるようになりました。

経過を聞くだけで大半は診断できますが、
多くの方は、染めた頭部から範囲を超えて、
むしろ頭皮よりも顏や首の症状の方が強く出ている場合が
多いです。
そして皮膚科をせっかく受診しても、毛染めのせい
ではないかときいても違うと診断された例が多いです。

毛染めで皮膚障害を生じる場合には
アレルギー性の接触皮膚炎と
非アレルギー性の接触皮膚炎に分かれます。

非アレルギー性接触皮膚炎では、薬液の刺激により
直接的に生じる皮膚炎です。
したがって肌のコンディションによって
症状が出たりでなかったり、
症状が軽かったりひどかったりします。
ただしこれを繰り返しているうちに
アレルギー性となる場合も多いと考えられます。
壊れた皮膚から薬液が入り込むと、
アレルギーを獲得(感作)のきっかけとなります。
アトピー性皮膚炎の方や頭皮湿疹のある方は、
肌の調子の良いとき、もしくは頭皮の状態を整えてから
のみ行うことが重要です

アレルギー性の場合には、その成分に対して体が
合わない物質とおぼえこんでしまっているため(感作)
毎回症状がでますし、染めた部位を超えて症状が
広がったり、全身的なアレルギーに進行することがあります。

「ずっと毛染めしているから心配ない」はまったくあてに
はなりません。

アレルギー性の場合の多くは、前兆があります
「最近染めた後、頭皮かかゆくなる」
「最近染めた後、髪の生え際や耳がかゆくなる」
その後
「染めると頭皮がただれる」
「染めると頭皮にぶつぶつやかさぶたができる」
そして
「染めるとそのあと顏がかゆくなる」
「染めるとそのあと顏が赤くなる」

このように染めるたび、症状が悪化してくることが多く、
いきなり、初めて染めた人が重篤なアレルギー症状に
なることはありません。
したがって、私がお勧めするのは、上記のような
前兆が出てきた際に早期に皮膚科を受診して、
アレルギーを獲得してしまったのかどうかを診ていただく
のが良いと考えます。

さて当院ではヘアカラーのような酸化染毛剤が
合わなくなってしまった方に一時染毛剤ヘアトリート
メントタイプのものをご紹介しています。>>>
ただやはり染まりが悪いので
このたび「お歯黒式白髪染め」の商品の取り扱いを
始めようと思っております。
つきましては、モニターさんを募集いたします。
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ご協力いただける方はスタッフまで。

 

投稿日:2015年11月18日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

EPAやDHAなどのオメガ3系脂肪酸が皮膚アレルギー疾患に有効である機序について京大が発表しました

以前に、炎症性、アレルギー性疾患の治療のサポート
として、魚油に含まれるEPAやDHAが抗炎症作用があり
有効であることについてお話しいたしました。
当院でも皮膚疾患における慢性炎症性疾患、アレルギー
疾患であるアトピー性皮膚炎乾癬、花粉症方など
使用しています
>>>

化学的に製造された「薬」を用いた治療ではなく、
食品由来の「サプリメント」=機能性食品を用いた
栄養療法は、日本ではまだまだ認知度が高くありません。
それでも当院へは連日各地から、多くの方が栄養療法を
併用したいというご希望で受診されます。
ありきたりな抗アレルギー剤とステロイドの外用治療のみ
での、症状を抑え込むだけの保険診療でなく、
体の中から整えて、症状を改善させる栄養療法のご希望は
年々増えています。

栄養療法は、疾患の治療に有効であるばかりではなく、
皮膚の慢性炎症性疾患は、長期間「炎症」を持っている
ことによる、皮膚だけでない、将来関係してくるさまざまな
疾患リスクに対しての予防ケアにもなります。
「炎症」は老化の原因、そして病気の原因となります。
皮膚症状をコントロールするだけでなく、
慢性炎症性疾患の持病による将来生じうる病気の予防の
管理までをして、はじめてその病気を「診ている」
ということになると私は思っています。
日本においてもこの予防医療がもっと浸透して
常識となるとよろしいですね・・・。

欧米では栄養療法を試みられることが多く、また有効性に
関する報告も多いのですが、日本ではこれまでなかなか進んでいませんでした。
ですがこのところようやく国内でも薬以外の
サプリメント(機能性食品成分)による効能についての
報告が増えてまいりました。

今回は、京都大学大学院医学研究科の研究グループが、
魚油に含まれるEPA(エイコサペンテン酸)、
DHA(ドコサヘキサエン酸)など、
ω(オメガ)3系脂肪酸による皮膚アレルギー反応を抑制
する機序を報告しました。

詳しくは京都大学のHPをご参考になさってください>>>

EPAやDHAが炎症を抑える効果があることは
今や周知のことですが、
皮膚のアレルギー疾患改善における詳細な機序については
わかっておりませんでした。

EPA、DHAなどのオメガ3系脂肪酸に由来する脂質代謝物
がアレルギー反応に重要な働きを担う樹状細胞の機能を
抑制することがわかりました。

樹状細胞は、皮膚をはじめとして、外界に接する鼻腔、
肺、胃、腸に存在しています。
異物が侵入してきた際に、その信号を免疫作用に関係する
細胞に知らせる働きがあります。
それにより、異物をやっつけようと働くさまざまな
攻撃システムが免疫反応です。
皮膚においてこの反応が過剰であると炎症が長引き、
症状の慢性化につながります。
EPAやDHAなどオメガ3系脂肪酸が、
この皮膚での樹状細胞のランゲルハンス細胞において
過剰になった反応を抑制し、
正常な状態へ向ける作用があることが今回わかったのです。
なかでも「レソルビンE1」によるその作用を確認しています。

アトピー性皮膚炎を治すとか、
乾癬を治すとか
というまでに至らずとも、遷延する過剰な炎症を
適切に整えるのには大変有効であるといえます。

 

当院では保険診療での
症状を抑え込む治療のみならず、
本来の正常な免疫機能に整える栄養療法をいち早く取り入れております。
ご希望のある方はご相談ください。

 

 

 

 

投稿日:2015年10月26日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の方や皮膚疾患のある方、敏感肌の方にも安心して使用できるスキンケア用品~イニクス®~

前回のブログで、天然素材の高品質なスキンケア用品や
精油でも、皮膚のバリア機能が壊れているアトピー性
皮膚炎やそのほか皮膚炎の方では、けっして安全とは
言えないことについてご説明しました。
「茶のしずく」で話題になった経皮感作による
小麦アレルギーの獲得のように、
皮膚に侵入した成分に反応し、アレルギーになってしまうことがあります。

とくに皮膚炎でバリア機能が壊れている部位や、
皮膚機能が成熟していないお子様においては
使用するスキンケア用品には十分お気を付けいただきたいのです。

そこで、皮膚炎をお持ちの方ではご存じでない方はいない
あのヒルドイド®をつくている製薬会社マルホさんが、
敏感なお肌の方にも安心して使用できる
スキンケア用品を作りました。
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「イニクス®」です>>>

この製品は、化粧品会社ではなく、
皮膚科医において最も信頼している製薬会社といえるマルホさんが、
医薬品製造会社の立場から、あらゆるデーターをもとに
安全かつ健康な肌そして美しい肌になるために効果が
あると実証されているもののみを使用して作成しています。
そして医薬品レベルの安全確認試験を行い、
アレルギーテストノンコメドジェニックテスト
さらには敏感肌の方のご協力のもと製品のパッチテスト
施行して、安全性をとことん追求し、作り上げました。

私はこの「イニクス®」の皮膚科医としての立場から
医療アドバイザーをしております♡

敏感肌用、アトピー性皮膚炎用などをうたった商品は、
さまざまなところであふれていますが
根拠のない商品、安全性の確認試験を行っていないもの
などお勧めできない商品も多くあります。

何を使用していいのかわからない・・・という方
お試しになってください。

当院にてサンプルをお渡ししております♪

このイニクスは、まだ限られた医療機関でしか
サンプルのご提供、ご紹介はできませんが、
インターネットから紹介なしでも購入できます♪
「イニクス®」について詳しくはこちらから>>>

 

 

 

 

投稿日:2015年10月8日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

皮膚炎、アトピー性皮膚炎の方は精油(エッセンシャルオイル)の塗布に注意!

長期間皮膚炎を患うアトピー性皮膚炎の方は、
お薬をずっと塗っていくことに対して抵抗感もおありと
思います。
「他にもっと皮膚や体に優しいものでケアしていきたい。」
そこで処方されるお薬や保湿剤以外にも
ご自身で探されて使用しているものもあると思います。
皮膚の弱い方で大切なのは、保湿のスキンケアですが、
市販されている高機能な保湿剤も多く見かけるようになりました。
そのようなものを、日々の保湿ケアに取り入れることも
よいのですが、どのようなものを使用するのが安全なのか
注意が必要です。

最近よく見かけるのが、一見体や皮膚によさそうな
天然素材の保湿剤です。
さらにはオーガニックのものならなお安心だ。と
思ってしまいますがそうであるとは言えません。

特に注意が必要なのは精油(エッセンシャルオイル)を
直接肌に塗ることです。
健康な肌においては、アロマ効果もあり良い作用も
ありますが、
アトピー性皮膚炎の方や湿疹ができているところにぬると
通常よりも経皮吸収が高まっているため
神経作用や全身的なアレルギーをきたすことが報告されています。
また、壊れた皮膚に浸透した精油の成分が、感作といって
アレルギーを獲得してしまうこともあります
吸引することでアレルギー反応を抑えるアロマテラピーは
有効ですが、皮膚に塗布することは、炎症をしずめ、
皮膚炎も改善することもある一方で、さまざまな注意が必要です。
自己判断で治療として使用することは避けていただきたいと思います。

花粉症、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患に有効
だといわれているラベンダー、ゼラニウム、
ティートリー、カモミールも皮膚に塗布することで
アレルギーを獲得してしまう(感作)の報告が多数でています。

またお子様への使用も注意が必要です。
皮膚のバリア機能が弱い子供は精油に感作されやすく、
また過剰な経皮吸収により
全身的な症状を生じる可能性も指摘されています。

そして妊婦さんにおいても
子宮の収縮作用を促進させてしまうものもあります。
専門家の指導のもとで使用しましょう。

うまく併用すると症状の緩和にもなる精油でずが、
使用方法を誤ると予期せぬアレルギー症状に
つながることがありますので、
専門家の指導のもので使用しましょう。

アトピー性皮膚炎の方、お子様、妊婦さん
今お使いの保湿剤に精油など、アレルギーの原因に
なりうる成分が入っていないかを確認しましょう♪

投稿日:2015年10月7日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の人はイボがうつりやすいのは確かなようです。

プールや学校で、お友達からうつりやすい
ヒトパピロマウイルスによるイボ
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一見魚の目のようにみえますが、
ウイルス感染症です。
水虫と同じように、
ヒトからヒトへ感染します。

お子さんの方が患者さんは多いですが、
大人も感染します。

このヒトパピロマウイルスの感染は、
「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」といいます。
この「イボ」
どの人でもかかる可能性はありますが、
うつりやすいヒトがいると、日常診療からも
わかっていました。
それは成人も小児でもアトピー性皮膚炎の方です。
小児のアトピー性皮膚炎において、
このようなイボやそれ以外の感染症にも
かかりやすいという結果の報告があります。
*Jonathan L Silverberg et al.:Childhood atopic
dermatitis and warts are associated with increased
risk of infection.,The Journal of allergy and clinical
immunology.2014 133(4);1041-7
0歳から17歳までの9,417例において調査されています。
アトピー性皮膚炎のある小児では、イボを有する割合が
高かった
という結果で、
イボのみならず、咽頭炎や風邪、インフルエンザ、
副鼻腔炎、中耳炎、水痘、尿路感染症などの罹患した
感染症
が多かったという結果になっています
皮膚や粘膜のバリア機能の破壊や、異常な免疫反応が
影響しているのではないかと示唆されています。

アトピー性皮膚炎をお持ちのお子様の、
足を定期的にチェックしてくださいね。
多くの場合は足の裏にかかりやすいですよ。

 

 

 

投稿日:2015年8月31日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

かゆみ止めの飲み薬「眠気の強さ」=「効果の強さ」?

Extreme close-up view of various colored pills

「効き目が強い薬は眠くなるから嫌です・・・」
「眠くなりやすいので、弱い薬でいいです。」
などたびたび診療の中で出てくる会話です。

はたして
「眠気の強さ」=「効果の強さ」でしょうか?
以前に、2011.9月28日に開催された「皮膚の健康研究機構」
理事・東京女子医科大学皮膚科学教授川島眞先生、
東京大学皮膚科学教授佐伸一先生より
これについての大規模比較検討試験の結果の発表がありました。

じんましんやアトピー性皮膚炎の治療薬である
抗ヒスタミン薬は、副作用として眠気をきたすことがあります。
近年眠気の少ない抗ヒスタミン剤が登場していますが、
眠気の強い第1世代抗ヒスタミン薬のシェアは、
以前高いままであるといいます。
その理由として、患者そして医師も
「眠気の強さ」=「効果の強さ」と考えていることが
わかったとのことです。
そこで2010年1月~10月に、比較検討試験が実施されました。
アトピー性皮膚炎及び慢性じんましん患者502例を
対象とし、眠くなりにくい非鎮静性抗ヒスタミン薬として
タリオン®(ベポタスチンベシル)、
眠気を伴いやすい薬としてポララミン®(d-クロルメニラミン)
またはザジテン®(ケトチフェン)を使用しています。
鎮静性の抗ヒスタミン薬では、
投与前後に眠気の程度が悪化したのに対して
非鎮静性の抗ヒスタミン薬では、眠気の程度には
変化がありませんでした。
一方、かゆみの抑制効果については、
鎮静性も非鎮静性も同等の抑制効果を示し、
両薬剤間に有意差は認められませんでした。

以上より、
「眠気の強さと効果の強さは相関しない」と
結論づけられました。

それでしたら、眠くなりにくくて、
計算能力が落ちたり、作業効率に影響しない
お薬を選ぶ方がよろしいですね。

投稿日:2015年8月18日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎, その他

アトピー性皮膚炎に伴う網膜剥離

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アトピー性皮膚炎の方で、目の周りの症状の
ひどい方は、目を強くたびたびこすることで、
網膜剥離を起こしやすいといわれています。
そのほか、長期間瞼にステロイドを塗ることで
眼圧上昇、緑内障、白内障も起こしやすくなります。
年に数回は眼科で検診を受けましょう。
と申し上げてもなかなか行っていただけない・・・。
症状がないと、病気にならないと行きづらいのが
日本の病院・・・(-.-)。

このアトピー性皮膚炎に伴う網膜剥離
うれしいことに、この10年間では患者数は減っている
そうです。
きちんと通院する方も増えて、目の周りの湿疹の管理が
良くなったのでしょうね。
*Sasoh Mikio et al:Incidence of retinal detachment
associated with atopic dermatitis in Japan,
ClinOphthalmol.2015;9:1129-1134
三重大学の調査によると、三重大学病院で
網膜剥離手術を行った症例について、
レトロスペクティブに分析したところ、
1992~2001年のアトピー性皮膚炎合併群は63例、
2002~2011年では38例と顕著に減少していたそうです。
非アトピー群の年間の網膜剥離患者は20年間変わりは
なかったとのことです。

網膜剥離はひどいと手術が必要な場合も
あるので、早目の眼科受診が大切ですね。

網膜剥離を疑う症状について
書いておきます。

 

網膜剥離の症状(日本眼科医会HPより抜粋)

(1)飛蚊症 視野にフワフワしたゴミか蚊のような
影が見える

明るい背景で読書したり、青空や白い壁などを見たときに、
視野のなかに何か浮遊物の影が移動するように見えます。
これを「飛蚊症」といいます。
はじめて飛蚊症の変化を自覚したときには、それが近視や
加齢による単なる生理的な変化なのか、網膜裂孔などを
合併する病的な変化なのか、眼底検査を受けることが大切です。

(2)光視症 視野の隅に稲妻のような光が走る

これを「光視症」といいます。
眼球運動に付随して、視野の周辺に一瞬あるいは数秒間
光が走るという自覚です。
硝子体と網膜の癒着が強い場所(病的に薄い網膜)があると、
後部硝子体剥離がその部分で生じにくく、
その部位がひっぱられて網膜が刺激されると、
視野のなかに光が走ります。
光視症を自覚する人の一部に、網膜に亀裂(裂孔)が
生じていることがあります。

(3)視野全体がススがかかったように見える

後部硝子体剥離などの際に、網膜血管がひっぱられたり、
網膜裂孔が生じて出血することがあります。
硝子体中に出血が広がると、視野全体が暗くなったり、
飛蚊症の影が増えたり、ススがかかったように見える場合があります。

(4)ものがゆがんで見える・見える範囲が狭い(視野欠損)
メガネをかえても視力が改善しない

網膜剥離が黄斑に近づくと感度のいい網膜が障害され、
それに対応する視野が欠損します。
上の方の網膜が剥離すると視野の下の方が暗くなり、
下の方の網膜が剥離すると視野の上の方が欠損します。
黄斑が剥離すると、ものがゆがんで見えたり、
視力が低下します。網膜裂孔の位置や大きさなどで、
視野欠損や視力低下の程度や進行は異なります。

 

アトピー性皮膚炎の方で、
飛蚊症や光視症、視野障害などの自覚症状が現れたら、
網膜剥離による可能性がありますので、
早急に眼科を受診してください。
網膜剥離と診断された場合、剥離期間が長いほど
神経網膜が損傷されますので、緊急に治療が必要です。
網膜剥離のタイプによって安静度や手術までの緊急度は
異なるものの、一般に早急な手術が必要となりますので、
眼科医に相談してください。

投稿日:2015年8月17日  カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★, アトピー性皮膚炎

梅雨時のお布団のお手入れどうされていますか?

雨の日が続きましたが、ようやく少し
晴れた日がでてきましたね((+_+))
週末はお布団干せましたか?

その前は雨が続いて干せなくて困りませんでしたか?
この先は台風も来るらしいですね(*_*;
また干せなくなってしまいます・・・。

夏は特に、寝ている間に
たくさん汗をかきますので、
ダニやカビ、ハウスダストが増えやすいです。
湿ったお布団そのままにしていませんか?

 

一般住宅の寝具の室内塵性ダニ類,昆虫,真菌の分離調査(第1報)
川上 裕司ら(エフシージー総合研究所 環境科学研究室)
によると

近年、高断熱高気密の住宅が主流となったことにより、
年間を通じて室内塵性ダニ類やチャタテムシが
繁殖しやすくなったといわれているそうです。

一般住宅45軒(東京都33軒、神奈川県6軒、埼玉県4軒、
千葉県1軒、茨城県1軒)のモニターに
サイクロン式電気掃除機(Dyson-DC61)を配布し、
寝具の表面90×180cmを1分間かけて掃除機がけして
頂いたところ、
室内塵性ダニ類のうち最も多く分離されたのは、
コナヒョウヒダニ(D.f.)であった。
その他のダニではヤケヒョウヒダニ、ケナガコナダニ、
ナミホコリダニ、ミナミツメダニ、ササラダニ類、
フツウマヨイダニが分離された。また、クモ類が9軒の住宅で分離された。
昆虫では、ヒメマルカツオブシムシ(脱皮殻)、
Coleoptera、Dipteraが分離された。
これらは殆どが死骸であった。
真菌(カビ)では、Cladosporium属の菌類が25軒/45軒(55.6%)
と最も多く分離された。
また、Aspergillus section RestrictiA. restrictus等)に属する菌類が
10軒の住宅から分離された。
いずれもアレルゲンとなる菌類である
調査を行った春季でも居住者が一日の中で一番長く接する寝具には、
アレルゲンとなるダニやカビ(微細塵となった死骸)が
多く付着していることが明らかである。

 

(+_+)うわ~~~気持ち悪い( 一一)!!

お布団清潔にしないといけませんね。
特にすでにアレルギー疾患をお持ちの方は、
こまめにお手入れしてください!

それではいったいどんなお布団のお手入れ方法が良いのか。

1、天日干し
でも梅雨のこの時期なかなか干せませんし、
住居によっては干せない場合もあります。
そして表裏まんべんなく干すのは大変・・・。

2、布団丸洗い
たまにはした方がいいけど家族みんなのを
そうそうできませんね(;_;)

3、防ダニ布団にする
ダニやカビが繁殖しにくいような素材であったり、
そのような素材を混ぜてあったり最近は多種あります。

結構高価です。
根拠のない悪質な商品もあるようです。
買いなおすのも大変ですね。

4.防ダニシーツを付ける
高密度の線維のシーツで既存の布団を包むことで、
ダニやハウスダストが放出されるのを軽減するものです。
でも湿気対策やカビは難しいですね・・・・

5.今はやりの布団クリーナー
現実的には一番良さそうです。
こまめにできそうですね。

最近は、この布団クリーナーはさまざまな機能があります。
どれが良いのか迷いますよね。

どれもまずは、
吸い取る機能
掃除機としてダニやホコリを吸う機能が一番大切ですね。
たたき出してみたり、吸引そのものが強いもの、
掻きだすローラーに工夫などなど。
そして最近多いのは
UV照射機能
ダニはそうそう死にませんが、
カビなど他の雑菌には有効です。
照射時間によっても死滅効果は変わりますので
使い方次第ですね(+_+)
そして乾燥機能
乾燥機能が付いているものは
私が電気屋さんでみるかぎり
シャープさんと韓国製のレイコップだけでした。

乾燥機能がないと湿気がとれません。
布団乾燥機で別で乾燥するのが一番良いですが
面倒ですね(+_+)

湿気が多いとカビの繁殖が高まります。

ですので私は「レイコップ」という
乾燥機能付きの布団掃除機にしました。

このレイコップのダニやそのほかの雑菌を
除去するデータには疑問もいわれていて、
過大な広告が不評ではあります・・・(*_*;

でもこれまでにも数々の、UV照射つきのダニやほこり
を吸い取ってお掃除するものは出ていましたが、
お布団の湿気をとる乾燥機能付きは新しいのです。
シャープからもでていますが、
乾燥機能がレイコップの方が高いです。
この「ドライエアブロー」という乾燥機能が
干した時と同じような、いや干した時よりもふっくらします♪
レイコップの廻しものではありませんよ(笑)

 

雨が続いて干せなかった私のペチャンっとした
羽毛布団のbefore-afterみてください( *´艸`)

before
14355353088732



after
14355352823091

ふっかふかっ♪

もこもこにふくらみました♪

雨でお布団が干せない私の悩みはとりあえず解消♡

ダニやハウスダストを除去する機能の評価は、まだまだ今後のさらなる調査が必要なようです。シャープさんのが良いのかレイコップが良いのか現時点では評価が難しい
のですが、
とりあえず乾燥機能は十分でした。

これからもっと高機能なものがでてきそうですね。
電気屋さんにいかれましたら
布団クリーナーチェックしてください(^^)/

 

投稿日:2015年7月13日  カテゴリー:健康情報・アンチエイジング, アトピー性皮膚炎, その他