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ピロリ菌感染は鉄欠乏性貧血など栄養素の吸収障害の原因となります!

人間ドックや健康診断で胃にピロリ菌の感染が
あることがわかったら除菌しましょう!
胃癌との関連については周知されていますが、
実はそれだけではないデメリットが多いです。

ピロリ菌の感染による、鉄欠乏状態、鉄欠乏性貧血との
関連ついての報告が増えています。
ピロリ菌の除菌治療をうけたら鉄欠乏性貧血が改善
したとか、ピロリ菌感染者はフェリチン(貯蔵鉄)が
少ないなど関連が示唆されています。

なぜピロリ菌が胃に感染していると
鉄欠乏になるのかについてのメカニズムは
さまざまな仮説があります。
*島田忠人: 鉄欠乏性貧血とHelicobacter pylori感染症,
日本内科学会雑誌 第99巻 第6号 2010 37-42

食物中の鉄が、効率よく吸収されるためには
胃酸の存在と、胃酸中のアスコルビン酸(ビタミンC)
が極めて重要ですが、ピロリ菌の感染した胃粘膜では
それが少ないこと。

ピロリ菌の感染者では、胃粘膜でのラクトフェリンの
量が増加しており、ラクトフェリン内の鉄を供給源
として増殖するため鉄欠乏になりやすい。

このようにピロリ菌の感染は、体内の鉄のバランスに
負の影響を与えている可能性が考えられています。

鉄欠乏になる原因はたくさんありますので、
それらを除外したうえで、改善の悪い鉄欠乏性
貧血のある場合には、ピロリ菌の除菌治療を
受けるのが良いといえます。

ピロリ菌の感染により生じる栄養欠乏は
鉄だけではありません。

タンパク質、亜鉛、ビタミンB12など
健康を維持するため、美肌を保つために重要な
栄養素の欠乏にかかわります。
やはり除菌は必要ですね。

 

そしてピロリ菌の除菌には口腔ケアが必須です!
除菌治療を受けてもなかなか除菌できない人、
再発する人は口腔内のピロリ菌の除去が必要です。
私は、胃ピロリ菌感染のある方は全員口腔内の除去も
行った方が良いと考えています。
口腔内にピロリ菌がありますと、胃へ落下し、
また胃粘膜に感染をくりかえします。

口腔内ピロリ菌の問題についての報告は多数あります。
*歯肉縁下のバイオフィルムや唾液中からも
ヘリコバクター・ピロリ菌が検出される
Ferguson DA et al.J Clin Microb1993 32:10,2802-2804

*健康な歯周のヒトと比較して、歯周囲炎患者の方が
ヘリコバクター・ピロリ菌の感染率が高い傾向にある
Souto R & Colombo APV.j Periodontal 2008 79,97-103

*ピロリ菌除菌後の口腔内を調べた結果、
口腔内のピロリ菌検出率は60%であった(30人中16人
の口腔内中に検出)
Gebera ECE et al.J Clin Periodontal 2006 33,329-333

当院では、ピロリ菌の除菌に成功しない方や、
再発する方には定期的な歯科での口腔ケアと
口腔内細菌叢を改善する口腔内専用プロバイオティクス
PB3」をおすすめしています。
健康な人の口腔内に存在する3種類の有用菌を配合。
お口専用の乳酸菌です。
ピロリ菌の除菌に有用なばかりではなく、
歯周病や虫歯の予防、口臭の改善、歯のホワイトニング
効果もあります。

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