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プロバイオティクス ビフィズス菌はストレス反応や不安症状も改善してくれるようです

うつ病やストレス関連疾患に関連するといわれている
神経伝達物質セロトニンやドーパミンは
腸内フローラの影響をうけて腸で作られています。
したがって、
善玉菌のビフィズス菌を摂取することで、
腸内フローラを改善させると
ストレス反応、不安症状を減少させることができる
可能性についての報告が最近の研究では多くみられます。

この論文でもマウスにおいて善玉菌のビフィズス菌の投与
と抗うつ薬の投与下において急性ストレスに対する反応を評価しています。
*H M Savignac et al:Bifidobacteria exert strain-specific
effects on stress-related behavior and physiology in
BALB/c mice.,Neurogastroenterology and motility.
2014.26(11);1615-27

先天的不安マウスBALB/cにビフィズス菌の
ビフィドバクテリウム属のB.ロンガムまたはB.ブレーベを
投与したマウスと
抗うつ薬のエスシタロプラム(選択的セロトニン取り込み
阻害剤SSRI)を毎日6週間投与し、そして
マウスにストレスを与え、その生理的な反応を評価しています。

どんなストレスをねずみさんに与えているかというと、

・ストレス誘発性高体温試験 暑いのかな(*_*;

・ガラス玉覆い隠し行動試験 何かイラっとするのかな( *´艸`)

・高架式十字迷路試験
finding cheese
迷路は不安ですね(-.-)

・オープンフィールド試験   広場にぽつんと一人。
不安になるの何となくわかる(゜-゜)

・尾懸垂試験
little dwarf hamster

・強制水泳試験
Aquatic Animal Watershrew (neomys fodiens), Mouse diving on it's search for Food

ねずみさん何だかかわいそうですね(*_*;

このねずみさんのストレステストを考えた人もすごい。
これは確かにストレスになりますね。
その急性ストレスを抗うつ様行動やコルチコステロンを
測定して評価しています。

結果として抗うつ剤はもちろんのこと
ビフィズス菌投与でも不安を減少させているとのことでした。

うつ病や不安症状は、セロトニンの減少だけが原因とは
いえないところがあります。

今回試された先天的不安BALB/cとは、
トリプトファン脱水酵素2遺伝子多型により
セロトニン合成能を低下させたモデルマウスなので
セロトニンの減少による抑うつ症状や不安症状に限って
は、ビフィズス菌が有効かもしれないとい話ですね。

いずれにしても、腸内フローラ恐るべし。
私たちの精神状態まで影響するということですね。

 

 

 

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