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腸内フローラを改善するには、歯周病も治さなくてはダメですよ!

腸や皮膚と同様に、口の中にも口腔細菌叢(フローラ)
が存在します。
口腔内はさらに複雑で、歯、歯肉の外、歯肉の上縁、
歯肉の奥でその構成される主な菌が異なります。
しかもバイオフィルムを形成しており、
デンタルプラークとも言います。

バイオフィルムとは
種々の菌が集まり、
さまざまなバリア物質で菌を囲み、
免疫や抗生剤などが効かないように防御している状態。
近年はこのバイオフィルムのために、除菌できない
問題があります。現在バイオフィルムを破壊する
薬剤や対策がすすめられているところです。

口腔内は、大量の唾液や食べ物の咀嚼にも抵抗して
定着するために、強い付着力と凝集性をこのバイオ
フィルムでもって有しています。
このプラークが、正常な菌によるプラークから、
歯周病原菌が中心となった病原性プラークにいったん
なると、良い菌で置き換えるのは、バイオフィルム形成の
ために非常に難しいです。
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この歯周病原菌は、さまざまな物質を出し、
歯肉の炎症を起こすばかりでなく、
全身の炎症にも影響するといわれています。
歯周病の関係するとされている疾患は、
糖尿病、心臓・血管系疾患、関節リウマチ、脳卒中、
誤嚥性肺炎、肥満、早産・低体重児出産、非アルコール性
脂肪肝 そして上咽頭がんとの関連の可能性も言われています。
*「口腔内細菌の全身疾患への関わり」
日本大学歯学部 細菌学教授 落合 邦康 より

そして最近では、この歯周病が全身に及ぼす影響の
新たなメカニズムを新潟大学が発表しました。
*第58回春季日本歯周病学会学術大会にて
「歯周病が全身に及ぼす新たなメカニズム」
山崎 和久(新潟大学 大学院医歯学総合研究科
口腔生命福祉学専攻 口腔保健学分野)

これらの研究チームは、歯周病の有力な原因菌である
Porphyromonas gingivarisという細菌を、マウスの
口腔内から投与したところ、腸内細菌叢を大きく変化
させ、全身的な炎症を引き起こすことを明らかにしました。
すなわち、歯肉局所で生じている慢性炎症性物質による
全身への影響ばかりでなく、口腔内の菌が腸内細菌叢
(腸内フローラ)に影響し、それが全身疾患に影響
しているということになります

以前より口腔内菌の落下菌による影響は知られていました。
口腔内のピロリ菌を退治しないと、口腔内からの
ピロリ菌の落下菌でピロリ菌の再発や除菌できない場合
があることもその一つです>>>

腸内フローラを整えて、病気を予防するには、
口腔内のケアが非常に重要であるといえますね。

 

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