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コレステロールを下げすぎることによる健康障害について知らされず、スタチン王国日本はまだなぜ顕在なのか?

コレステロール=体に悪いもの
という意識はいまだに根づいています。
これまでにもたびたび説明したように
コレステロールにも需要な役割があります。
コレステロールは、性ホルモンや他の活性物質
の材料となります。
極度に摂取を制限したり、お薬で下げすぎると
さまざまな健康被害が生じます。
昔は「コレステロール値は低ければ低いほど良い」
「コレステロールが高いほど心筋梗塞になる」
という仮説が常識でした。
「コレステロール値は低ければ低いほどいい、
背景のリスク因子に基づきコレステロールの
上限を定め、それ未満に保つ医療を行う」
というのを基本理念としていました。
ところがどうやらそうではないという研究結果
が多く発表されるようになり、2013年American
College of CardiologyとAmerican Hesrt Association
が新ガイドラインを公表しました。そこでは、
日本の動脈硬化学会の上記の基本理念を、
臨床的エビデンス(証拠)がないとし、
コレステロール降下薬による治療の対象者の基準を
がらりと変えたのです。
LDLコレステロール(通称悪玉コレステロールと
呼ばれている)と心臓血管系の疾患の発症は、
正の相関とはいえない
すなわち、コレステロールが高ければ高いほど、
心疾患死亡率が高くなるという相関関係は、
必ずしもないという結果がずっと以前から
多くしめされています。
25年間に渡る7カ国のスタディーにおいても、
これらの疾患の発症は、コレステロール値だけでは
説明できない結果となっています。
*Okuyama,H.et al.:Progr.Lipid Res 35:409-457,1997
*入谷信子:分子栄養学概論:67,1996
*Iritani,N.et l.:J.Nutr 122:28-36,1991
LDLコレステロール値の低下により、
心臓血管系の疾患が抑制されたというデータには
問題が多くある。
バックに企業支援のある臨床研究論文には、
多くの問題があり、信頼できないということが
指摘され、企業と利益相反のない研究グループ
により行われた試験では「スタチン(コレス
テロール効果薬の一種)は、コレステロールの値
は下げるが、心臓血管系の疾患の予防には優位な
有効性を示さなかった」と報告されています。
スタチン系コレステロール降下薬は、
むしろ動脈硬化を促進し、心不全を発症させる
*Thambidorai SK,Deshmukh AR,Walters,RW,
Turner PD,Monaghan MS et al. Impact of statin
use on heart failure mortality. Internati0nal
Journal of Cardiology 2011;147,438-443.
*Nielsen SF,Nordestgaard BG,Bojesen SE,
Statin use and reduced cancer-related
mortality.New England Journal of Medicine
2012;367:1792-1802
「スタチン系コレステロール降下薬は、ATP産生
を阻害し、心筋細胞に障害を与える。また
セレン含有蛋白の合成を抑え、抗酸化酵素の
レベルが低下して酸化ストレスにより細胞が
障害される。さらには、ビタミンKの合成を
阻害して、動脈の石灰化を促進させる。」
というスタチンが動脈硬化や心筋梗塞、心不全を
発生させるメカニズムはすでに明らかとなって
います。
 
参考文献
奥山治美:コレステロール低下医療の危険性、
医と食2014 ; 5 :254-258
 
*スタチン系コレステロール降下剤とは
プラバスタチン(メバロチン)
フルバスタチン(ローコール)
シンバスタチン(リポバス)
アノールバスタチン(リピトール)
ピタバスタチン(リバロ)
ロスバスタチン(クレストール)など
 
今後のコレステロール降下剤の使用の
方向性は変わっていきそうです。
基礎疾患の有無や疾患背景により、
必要な人もいらっしゃいますので、現在服用して
いる方は担当医師と充分ご相談ください。
このような報告があってか、
「健康診断でコレステロールが高いといわれたので、
内科を受診したら、コレステロールを下げる薬
飲みますか?どうしますか?」と上記のような
説明はまったくなく患者に飲むかどうかだけ
を尋ねられたそうです!?
長年当院へ関わりのある患者様は、皮膚科医である
私に、睡眠導入剤、精神安定剤、降圧剤、
高脂血症治療薬などさまざまな薬について、
本当に飲んだほうが良いのかどうかの相談をする
ということが、たびたびあります・・・。
そして本来処方した医師が説明し、そのような報告が
ある上でも、継続した方が良い理由を1人1人に説明し、
処方すべきですが、その医師に訪ねても面倒がって、
何も答えてくれなかった。聞けない。機嫌が悪くなる。
とのことです・・・。
このようなことが本当なのであれば、
患者さまにとっては、血圧の薬や高脂血症のお薬を
もらっている医師が、自分のホームドクターと思って
いても、検査である一定の数値をこえたらただ
薬を出すだけの薬屋にすぎない。
そしてときどき採血をしているものの、
本当に継続する必要性などをみていないと思われます。
みなさんの健康を、生涯に渡りさまざまな病気の
リスクから守ってくれる真のホームドクターは
少ないと感じました。
 
検査で異常があったら病院へ行く、
調子が悪くなったら病院へ行く、
病気になったら病院へ行く、
でも病気にならないように、定期的に全身の健康状態を
多方面から診てくれて、病気の予防をしてくれる
真のホームドクターは少ない・・・
それが日本医療の現状です。
 
 

カテゴリー:★ 院長ブログ・医療情報 ★  更新日:2014年11月18日

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