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脂質は量というよりバランス。極端な脂質摂取制限や誤った摂取方法はさまざまな健康障害を及ぼします。

動物性脂肪すなわちお肉の脂は
体に良くないと未だに思われがちで、
体に良いからとサラダ油を好んで
使用しているのは大変な間違いです!
さまざまな健康を意識した食事療法がありますが、
ほんとうにそれ?体にいいですか?
あなたのヘルシー思考間違ってませんか?
健康のために、美容のためにとやっていても
将来悲しい結果にならないように
情報をアップデートしましょうヽ(*´∀`)ノ

以前にお教えした油の分類をまずは
復習ヽ(・∀・)ノ>>>

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コレステロールを下げる!とうたわれて
健康に良い油とされてきたサラダ油のリノール酸
ですが、最近そういうコマーシャル見なくなった
と思いませんか?
現在では、ごく初期に一時的にコレステロールを
下げますがまたすぐに戻ってしまうのということで
現在ではその効果は否定的です。
それどころか、この効能を好むあまりに
むしろ過剰に摂取するようになってしまい、
以前に述べたようにオメガ(n)6系の油の摂取が
増え、0.8から1.0以上が理想とされる
摂取油の大切なバランス
オメガ(n)3とオメガ(n)6の比が
わるくなってきています。
すなわちオメガ6がさらに増える結果に
なっています。

最近、生活習慣病や癌の発症・進展の基盤には
慢性炎症が関与していることが明らかにさ れ、
その炎症反応 で中心的役割を果たす
リノール酸由来のPGE2(プロスタグランディンE2)が
がん遺伝子c-mycの発現に促進作用に関わっている
ことがわかっています*1。

そして皆さんは一生懸命コレステロールを
下げようといまだにしていますが、最近では
虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)の原因は
コレステロールの蓄積よりも、
このリノール酸由来の物質(アラキドン酸過剰
によるTXA2の上昇)が原因と考えられています。

このように、オメガ3と6の比の低下
すなわちオメガ3の摂取(上図cf.)の低下と
逆にオメガ6(リノール酸)の摂取過剰で、
癌や動脈硬化、心疾患ばかりでなくアレルギーにも
関与していることがわかっているのです。
アレルギー疾患も食生活習慣におおいに関係しています。

そして糖尿病や高血圧など危険因子を持つ方や
高齢者、冠疾患や脳血管障害の既往のある方など
を対象にした大規模臨床試験においてはコレステロール
を減らすことがある程度虚血性疾患の再発予防には
なるとの結果がでていますが、
そのような基礎疾患のない方においては、
低コレステロール療法が虚血性心疾患の予防に
はならず、むしろ心疾患が増加している結果となって
います*2。

したがってリノール酸を増やして動物性の油を減らす
すなわちお肉食べない方がいいなんていうのは
今や根底からもはや崩されていますよ(゜д゜)
ただし、動物性脂肪にはリノール酸もふくまれて
いますので、魚油、EPAをともに摂取できるのが
良いということになります。
ですが最近では,反努家畜由来の畜産物(牛肉など)中
に含有している共役リノー ル酸 (conjugated linoleic
acid, CLA) に発ガン抑制 作用があることが報告
されて以来、牛肉に含まれるリノール酸は、
通常のリノール酸とはまったく異なる色々な生理機能が
次々と認められていますので、
植物由来のリノール酸とは別の扱いの方が
いいようです*3。

私の食生活を見ている知人方は
気がついているかわかりませんが、
私はお肉をたくさんいただきときには
マグロや青魚などの魚油を取れるものやえごま油などと
一緒に摂取しています。
オメガ3を一緒に摂取しているのです(ノ∀`)

以上のようにオメガ6(植物油などのリノール酸)を
いやでも過剰に摂取している現代人は
油の取り方に工夫が必要です。
ましてや植物油を固形に加工した
マーガリンやショートニング(トランス脂肪酸)
を摂るなんていうのはもってのほかです!
トランス脂肪酸に規制のない日本でも
うすうすそのことが知れてきましたが、
お菓子にバターを使用するとコストが
かかるため、依然として使用されています。
そして最近ではマーガリンとかショートニ
ングと書かずに「植物性油脂」などと
いかにも体に良さそうな表記をしていること
すらあるそうです。

みなさんの健康情報 日々アップデート?
されていますか?(´・ω・`)

そんなの気をつけられない・゜・(ノД`)・゜・
という方や
慢性炎症性疾患(アトピー性皮膚炎、乾癬など)の方♪
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参考・引用文献

*1眞鍋一郎ら:慢性炎症と生活習慣病ー癌」,
医学のあゆみ 236巻4号,2011
*2Mensink,R.P.:New Engl.J.Med .,323:439,1990
*3田中圭一 北海道大学大学院農学研究科:
反芻家畜由来の畜産物(牛乳・牛肉)中
共役リノール酸(CLA)とその生理機能,
北農会報46 1-13.2004

 

 

 

 

 

 

 

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